民間資格は意味がない? 価値は自分でつくり出すもの

今日は1日仙台に行き、とある資格試験と講習会を受けてきました。仕事に関係してくる民間資格のひとつです。

「民間資格」っていろいろありますよね。キッチリ試験があり勉強が必要なものから、ネットで講義の動画を見ただけでも資格が取得できてしまうものも。金額についてもピンキリというのが実情です。

まして、その資格を取ったからと言って即仕事につながる訳でもないというのが民間資格。「無意味」「無価値」と言われることも多いですが、実際のところはどうなんでしょうか? 私自身の体験も踏まえながら、考えてみたいと思います。

試験勉強イメージ

民間資格、実は私も結構受けています。でも役に立っているかというと・・・・

実体験と言いましたが、実は私も仕事関係の民間資格をいくつか取得しています。

・福祉住環境コーディネーター
・シックハウス診断士
・住宅建築コーディネーター
・赤外線建物診断アドバイザー

などなど。受講したのが昔すぎて名前すら上がってこないものも、もしかするとあるのかもしれません。

さて、これらの民間資格が即実務に役立ってきたのかというと・・・・正直そんなことはないんですよね。

「民間資格の取得」=「実務に即役立つ!」

と考えているならば、民間資格取得は「無意味」「無価値」だというのは間違っていないと思います。

ただ私は、資格の取得ってそれだけじゃないと思うんですよね。

民間資格の受験は、知識吸収のきっかけに

私の場合、民間資格を受験・受講するのは「その知識を学んでみたいから」という意味合いの方が強かったりします。

知識を得たいからと、ただ漫然と勉強してもなかなか効率は良くないですよね。新たなことを学ぶモチベーションを上げていくためにも、資格取得という目標を持って勉強した方が、遥かにやる気が出てきます。

ただそれをやるには、もちろん費用対効果も考えなければいけません。

例えば費用が何十万もかかるとして、その資格を受ける意味はあるのか。仕事の合間を縫って時間を費やすほどの価値はあるのか。その意味や価値を形作っていくのは、結局はその資格取得後の自分の動き次第だと思うんです。

資格取得後の自分の「覚悟」が、資格の「価値」を変えていく

資格を取得した後、自分がその資格の知識や肩書きを活かしてどれだけ本気になって活動していくか。それによって資格の「価値」は大きく変わっていくのではないでしょうか。

私の場合で言えば、上述の「福祉住環境コーディネーター」。この民間資格を受験したのは、もう10年以上前のこと。その後は、県内で同じ資格を取得した仲間を見つけ任意団体に入り、細々とではありますが活動を続けてきました。

逆に「シックハウス診断士」。こちらも興味を持って資格を取ったものの、積極的に動くきっかけもなく、まさに「無意味」の資格になってしまっています。

ですがこれ、自分のやる気次第で結果が全く逆になっていたとしてもおかしくないと思うんです。

シックハウス問題に真剣に向き合いたい。アレルギーで苦しむ患者さんを少しでも助けたいという想いで動いている方は、「シックハウス診断士」の資格も有効活用できていると思います。

ただ、自分にはその「覚悟」がなかった。その違いはとても大きいのではないでしょうか

どんな民間資格でも、本気になってそれに取り組んでいけば「無意味」「無価値」にはならないと思います。逆に国家資格の「建築士」だって、資格を取ったからといって待っていれば仕事が来るというものでもありません。

資格を価値あるものにできるかどうかは、自分の努力次第。

これを肝に銘じて、今回私が受験した資格についても積極的に動いていきたいと思います。


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