
家づくりの全ての基本となる 安心・安全を皆さまへ
どの世代にも共通して大事なこと。それは、家族の生命・財産を守る「安心・安全な家」であることです。
2011年3月に発生した東日本大震災。福島は震度6強という大きな揺れで、特に地盤の弱いところに建っていた建物は甚大な被害を受けました。
コンクリートの基礎が真っ二つになっていた家。
地盤が動き、LDKが真ん中から急激に傾いてしまった家。
半年前に購入したばかりだったという中古住宅が見るも無残な状態になってしまった家---。
おの設計でも被害調査に協力し、応急危険度判定を実施。数多くの住宅を見て廻りました。そうして感じたのが、家づくりで何より大事なのは「安心・安全」だということです。
例えば、耐震等級について。
【耐震等級3】の家は、震度7の地震が2回連続で起きた2016年の熊本地震でも大きな被害をほとんど受けなかったという実績があり、ご家族の命と暮らしをしっかり守る強さがあります。
おの設計では、最もレベルの高い【許容応力度計算】による【耐震等級3】の家づくりに積極的に取り組むため、2024年後半に新建ハウジング主催「耐震等級3 短期集中実践塾[ARCHITREND ZERO版]」を受講。2025年4月から「構造塾」マスターコース(M’s構造設計:佐藤 実 先生 主宰)に参加し、プラン作成から構造計算まで一貫して自社で行うことができる体制を整えています。

またプラン作成と構造計算を同じ設計者が行うというのは、地震に強い家をつくる上で大きなメリットになります。
例えば、間取りの考え方について。
上下階のつながりを意識せず間取りを考えてしまうと、1階と2階で柱や壁の位置が違ってきてしまい、力の伝わり方が複雑に。大きな地震で捻じれなどが生じやすく、良い状態とは言えません。お客様の希望に沿いながらも、上下階のつながりを意識し、力の伝わり方をシンプルに持っていく。技術と経験が生きてくる部分です。
家づくりには予算に限りもありますし、求められる要素は耐震に関することだけでもありません。それでも、できうる限り安心・安全に配慮した家づくりを。おの設計の家づくりの、全ての基本となる重要な部分です。
