岩手県盛岡市で、空き家バンクがスタートして5年。そのうち成約は2件のみ、ということがニュースとして報じられていました。河北新報オンラインニュース12月16日付のものです。

空き家を積極的に利活用しようという最近の政策の流れを受けて、全国各地で空き家バンクが設置されてきています。空き家バンクさえできれば、空き家を持っている人と使いたい人の繋がりができやすくなり、流通・活用が進む・・・・といった考えなのかとは思いますが、先行して実施してきた盛岡市ですら、5年間で2件の成約。そう上手くはいかないという実態が見えてきます。

「空き家バンク」の存在自体が間違っている訳ではないでしょう。ただ、そこに利用可能な物件を揃えることが難しい。

空き家イメージ

空き家は、空き家になるべくしてなっています。

・荷物がまだまだ残っている
・1年に1回くらい戻ってきて使用することがある
・親が亡くなったばかりで壊すのは忍びない
・相続で揉めて責任の所在がハッキリしない
・劣化が激しく人に使ってもらう程ではない

などなど、家そのものの問題から人の気持ちの問題まで、さまざまな問題が残っているからこそ「空き家」になっているのがほとんど。でなければ、人に貸すなり売ったりした方が損しない訳で、その意思のある人は空き家として年数が経つ前に自分で動いて、不動産屋さんを通して賃貸なり売却なりの方向性を打ち出しているはずなのです。

そうした多くの諸問題を解決して初めて、「空き家バンク」への登録が可能になるということです。

正直なところ、すぐに解決できる問題ではないと思います。まずは地域の空き家の現状を把握し、それらの情報をしっかり管理。持ち主との意思疎通を図りながら建物として適正な状態を保ってもらい、次の方向性が決まったときにすぐに動ける体制にしておくこと。

時間はかかりますが、これが「空き家問題」でまず取り掛かるべき対策ではないかと思います。

町商工会の「空き家・空き店舗対策検討委員会」に出席してふと考えた私見をまとめてみました。


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