子育て世代で新たに家を取得しようとお考えの皆さん、空き家を活用してお得に新生活をスタートさせてみませんか?

福島県では2020年4月15日より、令和2年度「福島県空き家再生・子育て支援事業」の募集を開始。子育て世帯が空き家を取得して行う改修等に、補助金最大190万円(床面積の要件を満たす場合は最大230万円)を交付するというものです。

空き家子育てチラシ_表
「福島県空き家再生・子育て支援事業」チラシより

空き家のリフォームに加え、ハウスクリーニング等に使える費用も

補助金の内容については、大きく分けて2種類。空き家リフォームの経費に使えるものと、新たな暮らしを始める前のハウスクリーニング等の経費に使えるものの2つになります。

空き家子育て_補助金額
「福島県空き家再生・子育て支援事業」チラシより抜粋

補助金の額については、上の画像をご覧ください。

※印で記載のある「誘導居住水準」というのは、国土交通省の資料によると、

「豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる、世帯人数に応じた住宅の面積に関する水準」

のこと。具体的には、一般的な戸建て住宅の場合は

【単身者の場合】55m2
【2人以上の世帯の場合】25m2×世帯人数+25m2

という式が定められています。

ですので、おとうさん・おかあさんと子ども2人の計4人といった標準的な家族構成の場合は

25m2×4+25m2=125m2

という計算になり、125m2以上の空き家を取得してリフォームをする場合は、最大で190万円の補助金がもらえるようになります。

補助対象・要件は、該当するかどうか微妙なところに・・・・

ですが、ちょっと問題アリなのが補助対象と要件。

【補助対象】
(1)県内の賃貸住宅に居住している世帯
(2)三世代以上で同居している世帯から別居する子育て世帯

こちらはクリアできる方も多いかと思うのですが

【補助要件(抜粋)】
「福島県空き家再生・子育て支援事業」空き家バンク一覧にある空き家バンク等を通して、補助事業者が自ら居住するため、平成30年4月1日以降に取得した空き家であること。

というこちらの要件を満たすのが、なかなか難しいと思われるからです。

空き家の利活用=「空き家バンク」をすぐに思い浮かべる方も多いかと思いますが、現状どこの市町村の空き家バンクもまだ満足に動いていないのが実情です。これにはさまざまな事情があるのですが、バンク登録された数少ない物件の中からお眼鏡に適う住宅を探し出すというのは至難の業。結局一般の不動産業者で探した方が良い物件があるため、補助金の活用には至らない場合が多くなるのではないかと予想しています。

とはいえ、場所によってはバンクの中にも良い物件があるかもしれませんので、気になる方はぜひ一度ご確認いただければと思います。福島県内市町村の空き家バンクは以下のページから確認できます。

空き家バンク(福島県 公式サイト内)

また、補助事業自体の詳細は下記ページで確認できます。活用をお考えの方は、目を通しておいていただければと思います。

令和2年度「福島県空き家再生・子育て支援事業」(福島県 公式サイト内)

空き家_サンプル

新型コロナウイルスの影響により新しい生活を始めるのが難しい現状ではありますが、新たな住まいをお探しの方は空き家の取得・利活用もぜひ選択肢の1つに入れていただき、この補助金を有効活用していただければ嬉しく思います。


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