皆さん、人に伝えたい「想い」はありますか? それをきちんと伝えていますか?
齢86歳の講師の先生が語る熱い想いに、40代の私は圧倒されっぱなしの講演会でした。
これは、地元桑折町の青少年育成町民会議大会の記念講演会に参加したときのお話。
演題:「ならぬことはならぬ ~現代の子どもたちにも学ばせたい教え~」
講師:会津藩校日新館 館長 宗像 精 氏
この講師の宗像先生が、今年で何と御年86歳! にも関わらず、夜からの講演会に講師として来ていただける。ありがたいことです。
会津藩といえば「什(じゅう)の掟」。少し前にNHKの大河ドラマでやっていた「八重の桜」を見ていた方はよくご存じかと思いますし、更に遡ると「新選組」や「白虎隊」など江戸時代末期の戊辰戦争の会津藩をモチーフにしたドラマや本などもたくさんありますので、目にしたことがある方も多いのではないかと思います。
そんな会津に住んでいるからこそ、そして子どもたちの教育に長く携わってきたからこそ感じてきた想いを、こちらが圧倒されるくらいの熱量で語ってくれる訳です。いや、本当にスゴい。
それが、「什の掟」を基本として現代の子どもたちに伝えるためにつくられた「あいづっこ宣言」に集約されているのかと思います。
<あいづっこ宣言>
1.人をいたわります
2.ありがとう・ごめんなさいを言います
3.がまんをします
4.卑怯なふるまいをしません
5.会津を誇り、年上を敬います
6.夢に向かってがんばります
やってはならぬ、やらねばならぬ
ならぬことは、ならぬものです
会津では、この宣言を小学1年生のときに暗唱できるようにさせているとのこと。この行動規範が小さいうちに心の中に根付くというのは、とても大きいんじゃないかと思います。
また、講演の中で特に心に残ったのが「価値観は変わらない。見解が変わるんだ」ということ。
昔から受け継がれてきた大切なこと・守るべき想いは、そうは変わりません。「什の掟」が「あいづっこ宣言」に受け継がれてきたのがまさにそれ。時代の流れによって変わってしまうもの・変わらなければいけないものももちろんありますが、大事な根っこの部分はゆらぐことがない。
「“こおりっこ宣言”もつくればいいんでねえの?」
といった先生のお言葉に、まさにその通りと思ってしまいました。
宗像先生が今回私たちに伝えてくれたように、どんなことにも揺らがない熱い「想い」を持つこと。これが大事なんだなと考えさせられた、今回の講演会でした。
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