新学習指導要領実施に向けて。山形市での教育委員研修会へ

知識を詰め込む今までの学習から、新しい時代に求められる資質・能力を育てる「主体的・対話的で深い学び」へ。今後全面実施を迎える「新学習指導要領」は、「生きる力」を子どもたちに育むものになりそうです。

教育研修資料

この日は、朝から山形市へ。東北六県市町村教育委員会連合会 教育委員・教育長研修会という会議に、教育委員として参加してきました。東北六県各地の市町村から教育委員関係者が600~700もの人が一堂に会したこの会議。会場の山形テルサは2階席までいっぱいの状態でした。

教育研修の様子

まず行われたのが、記念講演。

演題:「食から始まる人づくりと地域づくり」

講師:イタリア料理店「アル・ケッチャーノ」オーナーシェフ 奥田政行 氏

地域を「食」で盛り上げようと『「食の都」づくり』をテーマにかかげ、地元庄内産食材の持ち味を最大限に活かしつつ、生産者の顔の見えるメニューを提供。「食の都 庄内」親善大使に任命されたほか、スイスダボス会議の総料理長を務めるなど、世界的に活躍されている方です。

それでいてスゴいのが、全国各地からの弟子入りが後を絶たず、若い料理人をしっかり育てているということ。

自分の想いを遂げるために、どれだけのことをしてきたか。若い人を地域に残すために、どんな工夫をしているか。とても参考になる講演でした。

 

そして後半は「行政説明」。

演題:「新学習指導要領実施に向けた取組の具体的事例に学ぶ」

講師:文部科学省 初等中等教育局 主任視学官 清原洋一 氏

ということで、冒頭につながる今後の教育行政についての説明がありました。

最近「アクティブ・ラーニング」という言葉を耳にする機会が増えていますが、これが「主体的・対話的で深い学び」のこと。一方的に話を聴くだけの受け身な学習ではなく、書く・話す・発表するなどの活動を伴うものにしていくということになります。

つまりこれは、勉強する中身が大きく変わる訳ではなく、勉強のやり方を変えるということ。説明には「知識の量を削減せず、質の高い理解を図るための学習過程の質的改善」とあります。

少子高齢化、グローバル化、高度情報化など、今後10年で社会は更なる変革期を迎えることになると思います。そのとき大切になってくるのが「対応力」。言われたことをこなすだけではなく、自分で考え道を切り開いていく「人間力」が必要になってきます。

新しい時代に必要となる「生きる力」を育むための新学習指導要領。平成32年度から小学校で、平成33年度には中学校で全面実施となるこの新たな指導体制が、子どもたちにとって未来を歩むための大きな力になるよう、私たちも理解を深めていかなければいけないと思う、講習内容でした。

アクティブ・ラーニングについて分かりやすく書かれたサイトはこちら。

http://www.core-net.net/g-edu/issue/5/

ぜひ参考にご覧ください。


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