このブログでも、本業の建築や住宅に関わる話から地元・桑折町の情報などいろいろな話を書いていますが、実は私、町の教育委員も務めています。

学校でも「働き方改革」を。教育委員・教育長研修会に参加

桑折町の教育委員会は、毎月最低1回は会議を持ち、さまざまな議案の審議や情報交換などを行っていますが、コロナ禍の今回、初のリモートスタイルでの会議開催となりました。

web会議イメージ

ICTを活用した教育環境が整備されている今だからこそ

2021年1月。今回の教育委員会定例会の開催日程は、新型コロナの感染拡大防止を目的に福島県が発出した「外出自粛宣言」の真っただ中に当たる期間となりました。

町の事務局の方の話を聞くと、当初は書面を郵送して書面決議を求めるやり方にする予定だったとのこと。

それが「Web会議」に変更になったのは、4人いる教育委員のうちのお1人から

「【GIGAスクール構想】など、子どもたちの教育にICT技術が積極的に導入されている今だからこそ、私たち大人も活用していくべきでは?」

という声が挙がったからでした。

なるほど確かに、国の施策により令和3年度から小中学校の全ての子どもたちに、1人1台タブレットが配布される状態。

授業への活用はもちろんのこと、積極的に使っていけばさまざまな体験ができ、世界の広がりを感じることができるようになります。

そうした中、教育施策を決定していく側の大人たちがそれに付いていけない状態では、話にならないですよね。

今回の提案は、本当良い機会になったと思います。

「短時間で」というメリットと、「雑談がない」というデメリット

今回初めてリモートスタイルで行った定例会は、概ね問題なく終えることができました。

ただメリットがあった一方で、私が感じたデメリットも。

メリットについては、ムダがなくスムーズに短時間で会議を終えることができるということです。

これは今回が初めてだったからというのもあるのかもしれませんが、皆さんそれぞれ意見を述べる上で、要旨をまとめて簡潔に伝えようという意識が働いていたような気がします。

今回はZoomを使ってのWeb会議だったのですが、無料会員で40分の時間制限があるということを差し引いても、「時間をかけずに終わらせよう」という雰囲気・緊張感があったかなと。

その一方で、「ムダがない」というのはデメリットでもあるなと感じた側面もありました。

実際顔を合わせて行う会議では、審議している内容から付随した話が展開したり、会議が終わった後でも雑談の中から情報交換ができることもあります。

そうした「ムダ」とは言い切れない「余白」の部分が全くなくなるというのは、意見をやり取りする貴重な機会が失われている---そんな印象を抱いたところでした。

 

新型コロナウイルスが今後どの程度影響を強くしていくのか見通せない中ですので、今後の会議の在り方もどうしていくのか方向性を決められないところかなと思います。

ですが、今回の経験は今後に間違いなく活きてくるもの。

メリット・デメリットについてさらに考えつつ、会議の手立ての1つとして、今後も時と場合に応じて有効に活用していければなと思います。


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