新型コロナウイルスの影響が全国各地に大きく暗い影を落とし、特に飲食・観光業界はとてつもない打撃を受けていますが、建築業界にもその影響が徐々に及んできています。

【新型コロナ】住宅引き渡し遅れ原因「キッチン・トイレ」が最も影響

上記の記事によると、キッチンやトイレといった設備機器や建材の納期が遅れるというものが最も多く、契約の延期やキャンセルなどもすでに出てきているとのこと。

私の周囲でも、設備の部品が入ってこないため完了検査を受けることができないなどの話を実際耳にしていますし、地元の大工さんからは

「不特定多数の人に家の中に入ってもらいたくない」

という理由から、住宅のリフォームの仕事が先延ばしになってしまったという話も聞こえてきています。

そんな中ではありますが、何とか建築需要を上向かせようとする試みも出てきています。

福島県内の複数の工務店が参画し、それぞれの住宅の特徴をウェブ上で見比べられる【ネット住宅展示場】とも言えるものがオープンしたというものです。

小さな家並み

「緊急事態宣言」適用地域では、住宅展示場も使用停止対象に

新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、人の行き来が多い場所への不要不急の外出を控えるよう勧告がなされましたが、住宅展示場もその例に漏れず来場者が減少。さらに追い打ちをかけるように、国の「緊急事態宣言」が適用される地域では展示場の営業自体が停止の対象となってしまいました。

都、4月11日から面積に関係なく展示場休止要請

上記の記事によると、展示場閉鎖後も予約客など少人数の接客や商談は認める方針となっており、一筋の光明は見い出せそうな感じではありますが、展示場を持つハウスメーカーや工務店にとってはもちろん大きな痛手となっています。

そんな状態から脱却しようと生まれたのが、冒頭に紹介した【ネット住宅展示場】ですが、果たして大きな効果を生み出すことができるでしょうか?

家づくりは「ネット販売」だけでは完結しない

新型コロナウイルスの影響による不況を乗り越えるため、どの業界でもネット通販・集客に力を入れる動きを見せていますが、こと「家づくり」に関してはネット販売が最も難しいものの1つと言えるでしょう。

それはなぜか。衣類や本、食材やスイーツといった通常ネット販売でやり取りされている他の商品より、かかる金額が余りにも高すぎるからです。新築だったら2~3千万するシロモノを、ネットで情報を見ただけでワンクリックで購入しようという人はまずいません。

一生に一度あるかないか、自分の人生を左右するほどの大きな決断となるものだけに、しっかりと情報収集をし、時間をかけて見定めた後に最終的な決定を下すという方がほとんどだと思います。

【ネット住宅展示場】というPRの場所、お客様への「窓口」が増えたという点では、一歩前進ではあります。ですが、そうしたサイトが今までなかったのかというとそういう訳ではなく、大きなアドバンテージになるとは考えづらいというのが実情ではないでしょうか。

新型コロナの終息が見えてくるまで、しっかりとした情報収集と力の蓄えを

正直なことを言ってしまえば、この新型コロナウイルスの終息が見えてくるまで、建築需要の増加はほとんど見込めないと思っています。消費者心理を考えれば、こんな不安定な時期に長期のローンを背負うような大きな買い物をするなんて、いくら何でも不安すぎますよね。私だってそうです。

だとすれば、次に来るチャンスを逃さないようにしなければいけません。

新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた住宅取得支援策について(国土交通省)

上記サイトで分かるように、国土交通省では新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた住宅取得支援策として

・住宅ローン減税の適用要件の弾力化

・次世代住宅ポイント制度の申請受付延長

などを打ち出してきていますが、これらはあくまで既に住宅取得に向けて動き出していた人向けの支援策。今後の需要増について考えられたものではありません。ですが、消費税増税時に冷え込んだ建築需要を喚起するためいくつかの支援策が実施されたように、今回のコロナ終息後にも何らかの政策が打ち出される可能性は高いでしょう。

そうした機運を見逃すことなく対応していけるように

・しっかりと情報収集をしておくこと

・空いた時間をムダにすることなく「力」を蓄えておくこと

この2点が大事になってくるのではないかと考えています。

私の場合、まずはこのブログでしっかりと情報発信を行っていくことが第一。そして、今年から展開をスタートさせた「いぬとねこの家づくり工房」について、今後の取り組みを再構築してリスタートをかけるというところでしょうか。

「ペットも家族」の家づくりを。「いぬとねこの家づくり工房」スタート!

別団体で行っている空き家に関する活動についても、水面下で新たな取り組みを模索しているところなので、そこもきちんと形にしていきたいところです。

こうして考えると「やりたいこと」「やらなければいけないこと」はいくらでもあるんですよね。今回のコロナ禍を嘆いて、文句ばかり言うことは簡単です。ですがそれよりは、少しでも前向きに、今後を見据えた動きに地道に取り組んでいくこと。これが何より大事なのではないかと思います。

同じように苦しんでいる個人自営業や中小事業者の皆さん、何とかこの「嵐」を乗り越えて無事明るい港にたどり着けるよう、お互い頑張っていきましょう!


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