以前このブログで、犬が暮らす部屋の床材についてまとめたことがありました。
犬も安心して走ることができる床に! 住宅のペット用フローリング材3選
そして今回は、猫が暮らす部屋の床材に関するお話です。
猫を家から自由に外出させない「完全室内飼育」が推奨されている現在、室内環境を安全で快適なものにしておくことはとても重要です。家族の中で最も長い時間を家で過ごす猫にとって、良い床材はどんなものでしょうか?
ペット用の床材が複数ある中で、猫専用のフローリング材も
前述のブログ記事内でも書いていますが、よく住宅の床材として使われているフローリングは犬にとっては滑りやすいため、とても注意が必要になります。
ただし、猫の場合はフローリングで滑る危険性は低いため、犬のようにフローリングについて心配する必要はありません。
「であれば、ペット用のフローリングが出ているからそれを使えばいいんじゃ?」
と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。ペット用のフローリングは、上記のようにどちらかというと犬目線で考えられたものがほとんど。できることなら、猫目線でつくられた床材を使いたいところですよね。
そこで今回紹介したいのが、株式会社サンワカンパニーから出ている猫共生住宅用フローリング「ネコフロア ヒノキ」です。
公式サイト内の商品紹介ページによると
ペット専用フローリングは世の中に数多く存在します。しかし、猫と犬では、その行動性の違いから、求められる機能が異なります。今後ますます需要が高まる猫の高齢化対応にも考慮し、猫と人にとって心地よい住環境が必要であると私たちは考えました。
猫共生住宅用フローリング「NEKOFLOOR(ネコフロア)」は、猫目線を第一に考える“キャット・ファースト”をコンセプトに、サンワカンパニーと猫の健康をデザインするRINNとのコラボレーションによって誕生しました。
ということで、まさに猫目線で考えられたフローリング。
- 適度な柔らかさと弾力性があり、猫が着地するときの衝撃を和らげる
- 猫が舐めても安心・安全なオイルを仕上げに使用
- 深い浸透性と酸素透過性が高く、消臭効果が高い
といったポイントも、猫にとって大きなメリットになるかと思います。
また、この床材には「節あり」と「節なし」の2種が。更には、耐久性を高め床暖房にも対応した「ネコフロア ウォルナット」もあり、予算や希望によって異なる見た目・質感のものを選ぶことも可能です。
詳しい情報については、公式サイト内の下記ページよりご確認ください。
ネコフロア ヒノキ(サンワカンパニー 公式サイト内)
ネコフロア ウォルナット(サンワカンパニー 公式サイト内)
爪が引っかかる可能性のあるカーペットは、毛足の長さに注意を
一方、柔らかな感触で足腰に優しいカーペット。猫にとっても
- 股関節への負担が軽減
- 猫の着地音や足音が静かに
- フローリングに比べ抜け毛が舞いにくい
といったメリットがありますが、
- 毛足が長いカーペットは、猫の爪が引っかかる可能性が
- 爪の引っかかり感を利用し、爪とぎをしてしまうことも
- フローリングに比べ、掃除がしにくい
といったデメリットもあります。
中でも、爪の引っかかりについては注意が必要です。
毛の先端が輪になっている「ループパイル」は、弾力性があり感触は良いですが、簡単に爪が引っかかってしまう可能性が大。カーペットを使うのであれば、毛先をカットしてそろえた「カットパイル」にするのがベターです。
いかがでしたでしょうか?
床材にも、それぞれ一長一短があります。可能であればサンプルを取り寄せてもらい、実際に見た目や手触りを比較してみるのが一番。猫だけでなく人の生活も考慮しつつ、快適な暮らしができるよう適材適所で床材を選んでみてください。
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