新型コロナウイルス蔓延以降、私たちの生活は大きく変わりました。

外出先ではマスクを付けること。
「三密」にならないように気を付けること。
帰宅したら必ず手洗い・うがいを励行すること。

特に最後の手洗い・うがいに関しては、ウイルスをできるだけ室内に持ち込まないようにするためにも、帰宅してすぐできることが望まれます。イコールそれは、玄関に手洗いを設ける必要性があるということ。

そこで今回は、玄関に手洗いを設置する場合のパターンについて考えてみました。

手洗い器と手

手洗いを設置するのは、玄関? それとも玄関ホール?

さて、実際家に帰ってきて手を洗うとしたら、靴を脱ぐ前に玄関で洗うのがいいのか、靴を脱いでからホールに上がって洗うのがいいのか、どちらでしょう?

<玄関で手を洗う場合>

玄関平面図01

上の平面図は、玄関内に手洗いを設けた場合の一例です。玄関及び玄関ホールとして最低限のスペースを保ちつつ、玄関部分に下足入れと手洗い器を設置してみました。

このパターンの場合、玄関を開けてすぐに手洗い・うがいができるというのが最大の利点。床がタイルで靴も履いたままの状態なので、多少水がこぼれたとしても問題ないというのも良いところかと思います。

玄関イメージ01

<ホールで手を洗う場合>

玄関平面図02

こちらは、ホールの方に手洗いを設けた場合の一例です。玄関スペースを若干広めに取って、小さいながらもシューズクロークを設置してみました。ホールの側に設置した手洗い器は、玄関ドアの正面からずらした位置に。出入りする人と動線が重ならないよう配慮しています。

このパターンの場合、靴を脱いでから手を洗うようになるので、手を洗った後に外の汚れが付いた靴を触る必要がないのは良いところ。また手洗い中に来客があったとしても、別な家族が玄関側で対応できるスペースがあるというのもメリットかと思います。

玄関イメージ02

他のスペース・間取りを考慮しつつ、あなたにとって最適な選択を

上の2つの例を見てもらっても分かるように、これは特に正解があるものではありません。実際に暮らす人の考え方次第でベストな選択は変わってきますし、玄関・ホールだけではなく他のスペースや動線なども考慮しながら手洗いの位置を決めていく必要があります。

もし玄関近くに手洗いを設置したいとお考えであれば、要望として早めに建築士に伝えておき、最初に間取りを検討する段階で一緒に考えておいてもらうのがベストだと思います。

 

いかがでしたでしょうか?

新型コロナの影響で、テレワークの普及や換気の重視、ウイルスに強い機能性建材の採用など、コロナ禍以降の家づくりも少しずつ変わりつつあります。私も以前、その変化について記事にまとめたことがありました。

住宅建築が変わる!? コロナ禍終息後の家づくり 3つのポイント

これから家づくりをお考えの方は、ネットや本などでコロナ禍以降の家づくりに関する情報を集めつつ、理想の家をつくるための検討材料に加えていってみてください。このブログでも、引き続き参考になる情報をお知らせしていきたいと思います。


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