先月半ば、福祉住環境について考える「ふくしまユニバーサルねっと(FUN)」の6月定例会が開催されました。その中の話の1つが、タイトルにもある『被災地住環境改善事業』についての話題でした。

これは、FUNも所属している『福祉住環境ネットワーク会議』という全国組織の有志のメンバーが行った事業。

今回の震災の被災地を訪れ、避難生活による不便や不安から生活強度の低下による廃用症候群や排泄の回数を減らす為に水分の摂取をひかえ血栓等ができ死因となるような震災関連死を防ぐため、また余震によっての家具等の転倒やあらたな崩落事故等での二次災害を防ぐために、住環境の改善を支援する活動です。

この事業が宮城県で実際に実施され、その活動の様子について伺うことができました。

具体的な活動内容としては、

1.生活上の不便、不自由な事の聞き取り及びアドバイス
2.上記の簡易な改善作業(手すり、簡易スロープ等の設置、簡易な補強工事等)
3.家具転倒防止作業(家具金物固定、扉ロック、飛散フィルム等)
4.その他、安心・安全に暮らすための必要な改善作業

といったもの。

住環境の改善といった意味では一般的な内容ではあったのですが、被災地での活動としてはかなり難しい部分があったようで、話を聞いただけでも一筋縄ではいかないような印象を受けました。

その詳しい内容については、参加メンバーの代表でもある芳村幸司さんのブログに書かれていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

芳村幸司の足跡

芳村さんを始めとする参加メンバーの多くは、阪神・淡路大震災を経験されていらっしゃいます。そのとき感じた想いが、実際に受けた体験があったからこそ、今回の活動に繋がったのではないかと思います。

震災の地に住み生活に少なからぬ影響を受けているものにとっては、このような活動まではなかなか考えが及ばない部分なのではないかと感じています。

「もっと大変な想いをしている人たちがいるんだから・・・・」
「津波でやられた地域のことを思えば、ウチの方はまだ・・・・」

そんな想いが、生活の不便さを訴えることを止まらせる部分もあったのではないかと思います。そうした中で、外部の人が隠れたニーズを引き出し、それに的確に対処してくれる---本当に頭の下がる想いです。

今回の活動にはFUNとしてはほとんど参加できませんでしたが、自分たちの生活が落ち着き周囲に目を向けることができるようになったとき、また他の地域のどこかが同じような被害に遭ったとき、積極的な活動がしていけるよう、今回の経験と想いを心の中に蓄えておきたいと思います。


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