部屋の上部にあり、ハシゴなどでトコトコと上がっていく「ロフト」。お子さんに人気なのはもちろんのこと、大人でもロフトがあるとちょっとワクワクしちゃいますよね。

ですがそのロフトの天井の高さ、実は1.4m以下にしないといけないってご存知でしたか?

ロフトイメージ

なぜなら、ロフトの天井高さが1.4mより高くなると、階が1つ追加になってしまうからです。

例えば、2階建ての住宅の2階にロフトのある部屋を設けたとします。このロフトの天井の高さが1.4mより高くなっていると、ロフトは「3階」という扱いになり、2階建てではなく3階建ての住宅になってしまうんです。

2階建てが3階建てになったって別に構わないんじゃ? と思われるかもしれませんが、特に木造の場合、2階建てと3階建てでは法律による規制が全く違ってきます。3階建ての場合、安全性を確保するために厳密な構造計算が必要になってきたりと、当初考えたいたものとは違うプラン・予算になる可能性が高くなります。

ロフトってどれを見ても狭い感じがしていたかと思いますが、そうした理由があるんです。

一部ハウスメーカーで採用している、1階と2階の間にある天井の低い収納スペースなどもそうですね。使いづらいと分かっていても、3階建てにならないようわざと天井高さを低くしている訳です。

ですので、天井の高い開放的なロフト空間がどうしても欲しい! という場合は、もともとの建物全体を平屋で計画・もしくは建物の一部を1階建てにしておいて、その一部を天井の高いロフト空間にする=平屋ではなく2階建てにするというのが賢いやり方になります。

今図面を作っている住宅でちょうどロフトを計画していたので、記事にしてみました。理想の住まいづくりの参考になればと思います。


おの設計イラスト

おの設計では、実作業(図面作成や現地調査など)の伴わない相談は基本無料です。メールでも電話でも、お気軽にお問い合わせください。

おの建築設計事務所
【住所】福島県伊達郡桑折町字諏訪40-22
【TEL】024-582-3004
【Facebook】小野 紀章
【Twitter】おの設計(小野紀章)@桑折
【instagram】koori_onosekkei

各種SNSの友達申請・フォローもお気軽にどうぞ!

ご意見・ご質問等、各種お問い合わせはこちらから。
おの設計 お問い合わせフォーム

また、下のボタンから各種SNSに拡散していただけると嬉しいです!