先週の1週間のうちに、6軒の住宅の耐震診断にお邪魔してきました。

昨年度までの動きを見ていると、耐震診断への応募者も少なくなっており、市町村側でも予算取りの厳しさもあってか募集枠自体も削減傾向にありました。

そして、年度末---3.11の東日本大震災。昨年までと違い、今年度の募集枠はあっという間に埋まってしまい、枠が足りない状況になってしまいました。あの大地震から9か月、多くの人がまだまだ自分の住まいに不安を抱えていることがよく分かります。

「壁にひびが入ってるんだ」
「屋根の瓦がなかなか直してもらえなくて・・・・」
「ここの柱が曲がっている気がするんだけど」

震災以降、今回の耐震診断に限らずたくさんのお宅にお邪魔して、住まいに関する様々な悩み・不安を耳にしてきました。そうして感じるのは、家のことについて相談できる知り合いが身近にいるという人は、なかなか少ないんじゃないかということです。

家を建てて間もない人は、建ててもらった工務店なりハウスメーカーなりに相談できることと思います。問題になるのは、建ててから十数年以上経過してしまい、建ててもらった会社とも全く付き合いがない、もしくは会社自体が廃業してしまった・・・・などという方です。

今回の地震でも、屋根の修理は瓦屋さんに、開け閉めがきつくなったふすまは建具屋さんに・・・・と、壊れてしまった部分に関してはそれぞれ修理を頼んで直してもらっていた方が多くはありましたが、

「このままこの家に住んでいて大丈夫なんだろうか?」
「もっと地震に強い家にするにはどうしたら・・・・」

といった、住まいに関する全般的な不安を相談できる人は少なかったようで、それが今回の耐震診断への応募殺到にも繋がったのではないかと思います。

こうした状況を考えると、家づくりの専門家としての力不足を痛感するとともに、もっと外へ出て、地元の人が気軽に相談できるような、地域に根差した建築士を更に目指していかなければいけないと改めて感じます。

特に「設計事務所」というと、敷居が高いと思われがち。そんなことないんで、気軽に声をかけてみてくださ~い! とこのブログでもPRしていきたいと思います(^^;。


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