皆さんは「猫」のイメージというと、どんな感じをお持ちですか?
高いところが好き。ジャンプ力がある。1人でいるのが好き。ツンデレな性格(笑)。
私が抱く猫のイメージはこんなところでしょうか。わが家には犬(トイプードル)がいるだけなので、実際に猫と一緒に暮らしている方はまた違った印象をお持ちかもしれません。
さて「ジャンプ力がある」と書きましたが、その点も含めて、猫は聴力や嗅覚など人より優れた点をいくつも持っています。ただし、その優れた能力があるからこそ、生活の中で気を付けなければいけないポイントも。その辺をまとめてみたいと思います。
優れた嗅覚を持つ猫には、人にとっては良い匂いが刺激臭になることも
まずは、嗅覚についてです。
猫は嗅覚も優れていて、人の数十万倍もあると言われています。ですがそのため、人にとっては良い匂いでも、猫にとっては刺激臭になってしまうものも。
・香水
・アロマ
・芳香剤
・香り付き消臭剤
・タバコ
などの人工的で強い匂いを不快に感じる猫も多いので、猫と一緒に暮らす方はぜひご注意ください。
また意外に問題になるのが、新しく購入したキャットタワーなどのペットグッズ。独特の臭いを感じる場合は、接着剤が影響していることも考えられます。臭いの強い家具やグッズは、家の中に持ち込まない配慮をぜひ。
高音域を聞き取れる猫には、生活家電の音がストレスになることも
次は、聴覚についてです。
猫は人よりも高音域の音を聞くことができ、犬の2倍以上、人の4倍以上優れていると言われています。 そのため、洗濯機や空気清浄機などの生活家電の音が愛猫のストレスになることも。家電を猫の居場所から遠ざけるなど配置を考慮したり、音が気にならない工夫をしてあげるのもポイントです。
また電話やインターホン、ドライヤーを付けた瞬間などの「突発的で大きな音」も、猫がびっくりして緊張するためストレスになりやすいです。予め音量を調整しておくなどの配慮をぜひ。
光を捉える能力に優れた猫には、カメラのフラッシュのような強い光は悪影響
最後は、視覚です。
猫 の視力の特徴には
・薄暗い場所でも活動できる
・視力と色の識別は人より劣る
・動体視力は非常に優れている
などがあります。 猫の視力は人の1/10程度ですが、光を捉える能力は優秀。そのため、カメラのフラッシュのような強い光は眼に悪影響を及ぼすことがあるので、注意が必要です。
また猫にはもともとハンターの性質があるため、些細な動きでも敏感に反応できる動体視力の良さがあります。反面揺れるものに反応してじゃれつきやすいため、照明のひもや加湿器の湯気など室内のインテリア等にはご注意ください。
いかがでしたでしょうか?
身体能力に優れているからといって、弱点もあるということ。カメラのフラッシュのように、普段の生活の中で「ついやってしまった!」なんてこともあるかもしれません。愛猫ができるだけストレスを感じることのないよう、私たちも気を付けていかねばいけないですね。