以前から取り組んできた、町の空き家問題対策。ここに来て、空き家バンクへの登録を目指した具体的な調査に踏み込むことになりました。また一歩、先に進むことができそうです。

10月に行われた「空家対策相談会」を経て、いよいよ具体的な調査へ

2年程前から地元・福島県桑折町の空き家調査に携わり、今年は空き家対策の専門家集団「桑折まちづくりネット」を設立。10月には初めての「空家対策相談会」の実施と、ゆっくりではありますが着実に空き家問題解決へ向け歩みを進めてきたところではありました。

空き家問題解決の第一歩に! 桑折町で初の空家対策相談会に参加

そして今日は、相談会に来ていただいた方のうち、空き家バンク登録へ向け動き出せそうな物件をピックアップ。建物内のチェックを含む具体的な調査の実施へ、スケジュールの確認を行ったところです。

相談会のときはあまり出番の多くなかった「建築士」代表の私ですが、現地調査となればもちろん中心になって動かねばというところ。まずは、調査する項目をどの程度にまで絞り込むかというところから考えなければなりません。

「既存住宅状況調査技術者」で行う調査のレベルまで持っていきたいが・・・・

空き家バンクに空き家を登録するために、どの程度まで調査が必要かというのは、「特に明確な基準はない」というのが現状です。できればせめて、以前講習を受けてきた「既存住宅状況調査技術者」レベルの調査を行いたいところ。

実はこの調査についても、「木造住宅耐震診断」などと比べると個人的にはもの足りない部分もあったりします。ですが予算にも限りはあるため、後々問題が起こらないよう調査項目も精査する必要がありそうです。

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空き家バンクに登録してから「実はダメでした」ということがないように

現在、空き家対策といえば「空き家バンク」という考えが先走ってしまう傾向にあり、まずは空き家バンクへの登録件数を増やそうとしている自治体も多いのではないかと思われます。

ですが気を付けなければいけないのは、空き家バンクへの登録を焦るばかりに調査がおろそかになってしまい

「問い合わせがあってよくよく調べてみたら、譲渡できるような状態ではありませんでした」

といった最悪の状況にならないようにすることだと思います。

建物の安全性などについてももちろんですが、権利関係が複雑になっていたり、市街化調整区域で農家以外の人が使うには適さない住宅だったり---。空き家には何らかの理由があり、「なるべくして空き家になっている」のがほとんど。様々な可能性が考えられます。

登録を焦って調査を蔑ろにしてしまうと、そうした問題に引っかかり、結局登録を取り下げるなどという事態にも。自治体が関わっている事業でそうしたことを繰り返してしまっては、行政の信用に関わってきますし、引いては空き家問題への取り組み自体が減速してしまうことにもなりかねません。

そうした問題を起こさないようにするためにも、近いうちに行われる具体的な調査へ向け、しっかりと準備をしていきたいと思います。

 


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