リビングにソファは必要? 狭いLDKには「床座リビング」のススメ

新しい家のリビングには、ソファセットを置いてゆったりと---。雑誌などでもよく紹介されているパターンですよね。でも、ちょっと待ってください。あなたの家の間取り、ソファを置いてしまったら随分狭くなってしまいませんか?

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フローリングのリビング=ソファセットじゃなくても良い

最近の新築住宅では、リビングとダイニング、そしてキッチンが全部オープンでつながっているのが流行り。ですが、ソファセットとダイニングテーブルのセットを配置し、他にもテレビボードや観葉植物などを置いてしまえば、広かったはずの空間も何だか狭くなってしまいませんか?

おの設計でも、打ち合わせ用の間取り図を出すときにはひとまずそうした家具を配置しますが、「これちょっと狭そうだな~」と感じることも。子育て世代の若いご夫婦が「なるべく低予算で建てたい・・・・」なんて場合によくありがちです。

そんな場合に私がオススメするのが、ソファを置かずに座卓を使った「床座リビング」です。

ソファで固定されず、人が増えても大丈夫な「床座リビング」

フローリングの床に、ラグを敷いて座卓を置く。座る場所には、座椅子や座布団があっても良いですよね。

この「床座リビング」の良いところは

・リビングとダイニングを兼用できること

ソファセットとダイニングテーブルをどちらも置いてしまうと狭くなってしまう空間でも、大きめの座卓を用意してリビングとダイニングの2つを兼ねた空間にしてしまえば、随分ゆとりが生まれます。座っている家族の脇をカニ歩きでギリギリ通っていく・・・・なんてことは少なくなりそうです。

・お客様が増えたときでも、座卓などを動かすことで広々空間に

お子さんのお友達がたくさん来たり、友人家族同士で食事会など、新しい家ができたらやりたいことも多いですよね。そんなとき、リビングにソファセットがどっかりと置いてあると、狭いから動かしたいと思ってもそう動かすことはできません。

座卓や座椅子だといざというとき動かすこともでき、ある程度大人数にも対応できる可変性のあるリビング空間になります。

・小さな子どもへの危険性も減少

ソファセットやダイニングテーブルなど高さのあるものは、小さな子どもにとっては危険なことも。高低差の少ない床座リビングなら、高いところによじ登る・そこから落ちてしまうという危険性も少なくすることができます。

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逆に、悪いところは

・座卓を常に片付けておく必要あり

くつろぐときもご飯を食べるときも、生活の中心が座卓になるので、物を置きっぱなしにせず常に片付けておく必要があります。例えば、さっきまで読んでいた本を広げたままでご飯を食べるのはイヤですよね。

・シニア世代には、床からの立ち座りが大変になることも

シニア世代になると足腰が弱ってきて、人によっては床からの立ち座りがなかなか大変になることも。そんな場合は座卓ではなく、テーブルとイスの生活の方が何かと楽になるかもしれません。

生活スタイルを変えるのは難しい? 理想と現実の折り合いを

またもうひとつ考えてほしいのが

「今までの生活スタイルはどちらのタイプでしたか?」

ということです。

人の生活習慣は、意外と変えられないもの。小さいころからずっと床座で生活してきた人は、テーブルとイスを使った生活がくつろげないと感じてしまうこともあります。その逆もしかり、です。

増築やリフォームを希望されたお客様の家を見に行くと、リビングにソファセットはあるものの、そこは物が雑多に置かれ、家族はソファを背もたれに床に座りコタツに当たっている・・・・なんてことも。

また、テーブル・イスでの生活が当たり前だった人からすれば、畳の床にごろっと転がったままテレビを見ている・・・・などという格好は、行儀が悪いことこの上ないと感じてもおかしくありません。

この辺の感覚は、夫婦間・世代間でも違ってくることがあります。家族みんなの今までの生活スタイルと今後の希望に上手く折り合いをつけて、ゆっくりとくつろげるリビング空間をつくっていくことができればいいですね。


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