今日政府の地震調査委員会から発表された、2018年版の「全国地震動予測地図」。分かっちゃいたけど・・・・という状況が、さらに悪化した感じでした。

実際その地図を見てみると、日本の太平洋側はほぼ真っ赤。震度6弱以上の地震が来る可能性が、ほぼ70%を超える状態になっています。南海トラフ沿いでM8~9級地震が起きる確率は70~80%とされ、その影響がもろに出た感じです。

かつて、宮城県沖地震も間違いなくもう1度来ると言われていた時期がありました。その予想は、東日本大震災として形に。未曽有の大災害となったことは、記憶に新しいところです。

また、今回の予測は震度6弱以上の地震を想定したもの。今回安全とされている地域にも、震度5強程度の地震が来ることはあり得る話です。南海トラフ級の地震が来れば、遥か遠方でも大きな影響は避けられない。先の震災でダメージを蓄積させている東北地方ではなおさらです。

地割れ

結果、日本に住んでいる限り、地震から逃げることはできないと言えるでしょう。であれば、取り返しのつかないことになる前に、できるだけの対策をしておくことが大事になってきます。

建物に手を入れる=耐震改修をすることができれば一番ですが、費用も時間もかかることを考えると、誰もができるという訳ではありません。まずは、誰にでも、今すぐにでもできる対策をしておくことです。

・家具や家電を固定しておくこと
・2階以上には重いものを置かないようにしておくこと
・照明器具の落下対策をしておくこと
・避難が必要になったときの経路を確認しておくこと
・緊急時の家族との連絡方法を話し合っておくこと
・備蓄品の確認、見直しをしておくこと

ぱっと思いつくだけでも、これだけのことがあります。特に、家具や家電の固定は要確認。大きな家具の転倒は、直接命に係わる事態になってきます。先の震災で震度6弱だったわが家でも、固定していた食器棚のひもが2本のうち1本が破断。もう1本がかろうじてつながっていたため、倒れることなく無事に済みました。

大阪でも大きな地震があったばかり。ブロック塀の倒壊により、悲しい犠牲が出てしまいました。次がどこに来るかは分かりません。あなたの大切な人の命が、奪われてしまう可能性だってあります。

「あのとき、ちゃんと対策をしておけば・・・・」

そんな後悔をすることがないように、できることはしっかりとやっておくこと。今からでも、決して遅くはありません。


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