「離婚しない間取り」。皆さんはどんなものかご存知ですか?
実は私も知りません(笑)。この言葉は、家づくりサイトのメルマガで紹介されていた記事に載っていたものです。
割と長く家づくりに携わってきた私ですが、この言葉を聞いたのは初めて。せっかくの機会なので、「離婚しない間取り」について考えてみました。
夫婦にとって最悪の結末と言える「離婚」。これを回避するには、やはりコミュニケーションを取ることが何より大事だと思います。
日中仕事をしていれば、夫婦が一緒にいられないのは当たり前のこと。せめて家に帰ってからは、1日の出来事だったり子どもの様子についてなど、少しでも夫婦で会話を重ねる機会をつくるのがベストです。
ですので、家づくりの面でも「夫婦で会話のできる空間づくり」がカギになってきます。
朝晩食事が一緒に取れるという方は、充実したダイニングキッチンを。
夜、家事がひと段落してからならゆっくりできるという方は、くつろげるリビング空間を。
家族が多く2人だけの時間がなかなか取れないという方は、ちょっと広めの落ち着いた寝室を。
生活スタイルが異なるため、ベストな答えというのは「人それぞれ」ということになりますが、「夫婦で会話のできる空間づくり」というポイントは変わりません。自分たちにとってはどのスペースが当てはまるのか、生活を振り返って考えてみると良いでしょう。
ただひとつ、気を付けてほしいことも。
それは、コミュニケーションが大事といっても、家にいる間ずっとべったり一緒にいなくても良いということです。
本を読む時間だったり、テレビドラマを見たり、趣味の時間をつくることだったり。例え家族と言えど、1人で過ごしたい時間ももちろん出てきます。何より私が、少しでも良いから自分の時間が欲しいタイプです(笑)。
私の場合は、本を読むかネットをする時間があればいいので、部屋の大きさは狭くても全然OK。2・3帖でいいから、自分専用のスペースがあれば充分です。そんな「自分の時間」を過ごせる空間があるかどうか。間取りを考える上では、そこもポイントになってきます。
これらをまとめると、「離婚しない間取り」のキモは【夫婦の距離感】だと思います。
2人でコミュニケーションを図る空間。
1人で「自分の時間」を過ごす空間。
この両者のバランスを上手く取りつつ、間取りに反映させること。それが夫婦にとって心地よい、長く住み続けることができる暮らしやすい家になっていくのではないかと思います。
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