木造住宅の耐震診断の報告時に「絶対言ってはいけない一言」。それは・・・・

「悪い結果です。今すぐにでも耐震改修をしておかないと、地震が来たときに倒壊してしまいますよ」

と、家主の不安を煽ること。これだけは絶対やっちゃいけません。

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いや、耐震改修をした方が良いというのは間違いではないんです。耐震診断を行う古い住宅は、現在の耐震基準を満たさないある意味「弱い」住宅であるというのは疑いようのないところ。ただ、そこで家主の不安を煽って改修を迫るというのは、悪徳業者のやり口そのもの。「家」というモノだけを見て「人」を見ていない、目先の仕事のことしか考えていないやり方です。

そりゃ確かに、不安を煽って改修を促す、もしくは古すぎて改修にもお金がかかるから、新築した方が良いですよ、とオススメした方が、仕事にもつながって儲けられる可能性も高いのかもしれません。ですが、耐震診断を申し込む方は、60代以上のご夫婦だったり単身で暮らしている方が多いというのが、経験上分かっています。

子どもたちは独立して既に所帯を別に持っていたり、離れたところに暮らしていたりで、家を継ぐ可能性のある人はいないような状態の方がほとんど。まして、定年を迎え収入源が年金だけという世帯に、数百万円かかる改修を簡単に勧める訳にはいかないと思うのです。

「家」というものは、大きなお金をかけて、長い間住み続けていくもの。目の前の1・2年のことだけ考えても上手くいくものではありません。

その人の生活スタイル。
家族の今後。
現在の貯蓄と今後の収入。

こうした今後十数年のことを考えながら、今すぐ家に投資をした方が良いのか、状況の変化を待って数年後に計画した方が良いのか、はたまた何も手を付けない方が良いのか・・・・家族で検討を重ねる必要があると思うのです。

「人」を見ていない仕事は、絶対に上手くいきません。目先の利益に捉われることなく、その「人」のためのアドバイスを。プロとしてそうありたいと思う、今日この頃です。


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