
冬の寒い時期と言えば、インフルエンザの流行が話題になりますね。私もこの冬、娘からうつってきてインフルエンザに既に罹ってしまいました。
そして2020年1月、世界的な問題となっているのが新型コロナウイルス。この記事を書いている時点ではまだ終息の兆しは見えず、世界各地に広がりを見せている状況です。
そこで気になったのは、インフルエンザ等のウイルスに対してどんな対策ができるのかということ。
一般的に風邪・インフルエンザ対策といえば、「手洗い」「うがい」「マスクの着用」などが挙げられます。では、家族の生命と財産を守る立場の「家」そのものでは、どんな対策を取ることができるでしょうか? 家づくりの面からできるウイルス対策について、調べてみました。
床材や壁材にも、さまざまな機能を付加した「機能性建材」が!
住宅の中で健康対策というと、ぱっと思いつくのが床や壁などにさまざまな機能を付加した建材を使うことです。調湿作用があり柔らかなイメージを持つ壁材「珪藻土」などは、その名前を聞いたことがある方も多いのではないかと思います。
一般的に壁材として使われることが多い「ビニールクロス」にも、消臭効果や抗菌効果を謳っているものが存在します。
中でも今回は、ウイルス対策として効果があるとメーカー側が推奨しているものをいくつか紹介したいと思います。
1.抗ウイルス性 機能建材 『ウィルスガードLP』(株式会社三洋)

株式会社 三洋 で出している、抗ウィルス性機能建材「ウィルスガードLP」。冬に流行するインフルエンザやノロウイルスなどのウィルスの脅威を軽減する効果のある抗ウィルス機能建材で、薄いシート状の材料になっています。
カタログによると、優れた抗ウィルス効果を発揮し、鳥インフルエンザウィルスについては約1時間で抗ウィルス効果を発揮。ノロウィルスの代替ウィルスに対しても、24時間で99%の抗ウィルス効果を確認しているという試験データが公開されています。
こちらの商品は、床での使用がメイン。空港・学校・駅・大型商業施設など不特定多数の人が集まる広い空間や水回りに使用することで、感染リスクの低下に効果を発揮するとのこと。住宅のような狭い空間であれば、なおさらその効果が期待できそうですね。
抗ウイルス性 機能建材 『ウィルスガードLP』紹介ページ(株式会社 三洋 内)
2.機能性タイル「Medico(メディコ)」(株式会社ディーエイチシー)

こちらは、株式会社ディーエイチシーが出している機能性タイル「Medico(メディコ)」。
タイルの表面にインフルエンザウイルス・ノロウイルスが付着すると、その99%以上を不活性化させ、感染力を低下させるという代物です。さらには、花粉やハウスダストなどに含まれるアレルギー物質(アレルゲン)を変性させることで、その働きを抑制するという効果も。

あくまで「タイル」なので、リビングや寝室の壁全面をタイル貼りにするというのは現実的ではありませんが、アクセントとして部分使いしたり、トイレや洗面などの水廻りに効果的に用いることで、おしゃれかつ抗ウィルス対策ができる快適空間が実現できそうです。
3.抗ウイルス壁紙(東リ株式会社)

こちらは、数多くの内装建材を商品に持つ東リ株式会社の壁紙。壁紙の表面にある抗ウィルス性成分がウィルスに反応し、壁紙に付着したウィルス表層のたんぱく質を変質・不活性化させるというものになっています。
こちらは壁紙なので、壁や天井全面に使っても違和感がないのが良いところ。色のバリエーションなども複数あるので、小さなお子さんの部屋に好みに応じて使用するなんてこともできそうです。

いかがでしたでしょうか?
インフルエンザが蔓延しがちな乾燥した冬、部屋そのものがウイルスに強い状態になっているというのは何とも心強いものです。マスクや加湿器といった手軽に買えるものではありませんが、リフォームなどをお考えの際には、候補のひとつとして検討に加えてみても良いかと思います。
せめて自分の家の中くらいは、どんなときでも安心できる空間に。
ウイルス対策のひとつの方法として、ぜひ頭の片隅に入れておいてください!
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