表題が全てではありますが。
今回の記事は、「かさこ塾」塾長・かさこさんの下記ブログ記事を読んで感じたことです。
雷雨の中、花火大会を強行した鶴見川花火大会運営の大罪~イベントリスク管理のずさんさに絶句
私も、団体の長としていくつかのイベントの主催者をしてきたから分かります。
準備、大変でしたよね。
予備日があっても日程はできるだけずらしたくないですよね。
まして中止なんかしたら、いくら損するか分かりませんもんね。
でも、です。
イベントは何より、来場者の、スタッフの、全ての人の安全が最優先。それに勝るものなんてありません。危険性のないただの雨なら、雨天実施というのも理解できます。ただ今回、豪雨の可能性もある中で、雷もガンガン鳴っていますよね。いくら放送で安全を呼び掛けても、誰にもどうにもできないですよね。
こんな状態で花火大会を強行して、いったい誰が喜ぶというのでしょうか?
これでケガ人が出たりしたら、どう責任を取るというのでしょう。
主催者側に立ったとしても、荒天でイベントを強行したって良いことなんで何もありません。イベントで何か事故が起こっても、そのイベント自体が中止になるだけ。謝罪をすれば済むこと・・・・なんて思っていませんか?
事故が起きることで多くの報道が成され、今までたくさんの人が作り上げてきたイベントの歴史が、その地域のイメージが汚されるということ。そして、来年以降のイベントそのものの「未来」さえなくなりかねないということ。
多くの人の今までの努力が全て無駄になってしまうということを、主催者側の皆さんは分かっているんでしょうか?
私も台風の近づく中イベントを開始し、途中で天気が荒れ始めてきたため、以降の段取りも閉会式も全てキャンセルしてイベントを止めたことがありました。
出店者から「俺たちの売り上げ減らす気か」と文句も言われました。
それでも全ての人の安全のために、中止にすることを決断しました。誰に何を言われても、それがイベントを主催する者としての「役割」だと思ったからです。
止める「決断」ができること。
その覚悟がなければ、イベントの主催などやるべきではありません。
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