コロナ禍で需要増！？ふるさと納税による「墓参りサービス」 | おの建築設計事務所│福島県桑折町│住宅設計│犬・猫・ペット共生住宅

先日、地元近くの福島県福島市が、ふるさと納税の返礼品として「墓参り代行サービス」の提供を始めたというニュースがありました。

それに対して私は、地元の福島県桑折町はもう既にサービスを始めていますよというツイートをした訳ですが････。

改めて記事を読み直して、ふと思ったんです。このコロナ禍で、お盆休みに帰省ができず困っている人、結構いるんじゃないかということを。

この記事を書いている2020年7月23日現在、新型コロナウイルスの猛威はまだまだ治まっておらず、東京都では1日の感染者が300人を超えたというニュースが報じられていました。

一時発令されていた「緊急事態宣言」の再宣言はないものの、都知事が連休の外出を自粛するよう促す事態に。国は観光需要を促す「GO TO トラベル」キャンペーンをスタートさせたものの、都道府県をまたぐ遠距離の移動については自粛ムードが漂っているような状況です。

間もなく8月に入り、お盆を迎えます。本来であれば実家のある田舎に帰って、年に1度のお墓参りを－－－というところなのでしょうが、それが許される状態ではない訳です。

実を言えば、私の妻の実家は岩手県。そう、全国で唯一感染者を出していない県です。そこに他県ナンバーの車がうろうろしていては････。「自粛警察」などという言葉も聞かれますが、この状態で県をまたいで岩手に行くのはなかなか厳しいかな････と感じています。

そしてよくよく考えると、同じような状況の人は全国にたくさんいるんですよね。特に東京都内で暮らしている人にとっては、切実な問題になっているかと思います。

そこで冒頭に紹介した、福島市の「墓参りサービス」導入のニュース。これって思った以上に需要があるんじゃないかと感じたところです。

ふるさと納税を活用した「墓参りサービス」。福島市と桑折町にあることは今回の報道で分かりましたが、他市町村の状況はどうでしょうか？

全国を調べるとキリがないので、地元である福島県の県北地域について調べてみました。

9つある福島県県北地域の市町村の中で、ふるさと納税による「墓参りサービス」を導入しているのは、何と前述の桑折町と福島市だけという結果になりました。まだまだ普及していないサービスなんだということが分かります。

先行して実施している桑折町でどの程度の利用状況なのか興味深いところですので、機会があれば聞いてみたいところです。

一番最初にこの「墓参りサービス」の話を聞いたときは

「お墓参りなんて、他人が行ったところで何の意味もないんじゃ？」

と思ったこともありました。見ず知らずの他人にお墓参りに行ってもらったところで、何の想いが伝わるんだと。

ただ、「想い」は遠くからでも、毎日でも届けることができるんですよね。本人の心がけ次第。ですが「想い」があってもできないのが、実際の「管理」です。

お墓も放っておけば雑草も伸びてきますし、枯れた花などゴミもそのままになってしまいます。風雨にさらされ、水を入れていた湯呑が落っこちて割れていたなんてこともあります。

自分の祖先が眠るお墓が荒れ放題に････。想像するだけでもイヤになってきますよね。その状況を自分に代わって良い状態にしてもらえるとしたら、とてもありがたいことです。

そう、ふるさと納税を活用した「墓参りサービス」というのは、お墓をキレイに保ってくれる「管理」の側面が大きいんだということが分かります。それならこのサービスがある意味合いにも、納得できるものがあるなと。

いかがでしたでしょうか？この「墓参りサービス」、使ってみたいと感じた方はいらっしゃいますか？

自分や配偶者の実家がある市町村、また自身が今お住まいの自治体にこのようなサービスがあるかどうか、ぜひ1度調べてみてください。墓参りに限らず、「こんなサービスがあるんだ！」というようなものが見つかるかもしれませんよ！

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