今週、こんなニュースを目にしました。

---------------------------
岩手県は7日、同県奥州市水沢区の「KOSO建築設計室」
が1999~2005年に設計した戸建て木造住宅90軒で、
地震や強風に対する強度が不足していたと発表した。
東日本大震災で、別業者が設計した住宅の壁にひびが入った
ことから、施工した同市の建設会社が、同設計室などが設計
した住宅を調査して判明したという。
県によると、同設計室は2級建築士の個人経営。設計を
手がけた木造住宅のうち、215軒を調査したところ、
90軒で強度不足が確認された。地震や風圧に対し、強度が
2~3割不足している住宅もあったという。
県と市は今後、建築基準法違反の疑いが強いとみて、この
建築士が設計した計約550軒の調査を進めたうえで処分
する方針。県は建築士に対して計算書の提出を求めたが、
提出しなかったという。
---------------------------

震災後で、耐震に関して世間の注目が集まっている中での
このニュース・・・・。以前の耐震偽装事件を思い出して
しまいます。今回は意図的に偽装したものではないにしても、
恐らく強度の計算を全くしていないと思われるこの状況には、
同じ仕事をしているものとしてはあ然としてしまいます。

一般住宅を始めとした小規模な建築物は、確認申請を出す際も
構造に関する審査は省略されるという制度上の問題はあるにせよ、
プロとしてやるべきことをやっていないということ自体が
問題で、それも構造に関する部分という建物の根本に関わる
部分について手抜きをするという、あってはならないことだと
思います。

現在までに強度不足が指摘された物件の多くについては、
改修工事がきちんとなされたとのこと。お客様が不利益を被る
ことがないよう、真摯な対応を望むばかりです。

 

スポンサーリンク