福島県桑折町で9月25日からスタートしております、町内商店回遊企画「こおりスゴロクラリー2018」。開催期間は12月25日までと、まだまだ開催中です!

スゴロクラリーチラシ

参加店を利用してサイコロを振るだけという簡単ルール

地方の町ではどこでもシャッター商店街が増えてきているという現状の中、おの設計のある福島県桑折町も決して例外ではありません。また、シャッターを閉める店ももちろんですが、震災以降地震の被害により除却を余儀なくされた建物も複数あり、商店街の中に歯抜けのように何も建物が建っていない更地がぽつぽつと見受けられるような状態です。

しかし、そんな中でも地元で頑張っている店はいくつもある! ということで、町内の商店に光を当てるべく桑折町商工会青年部が企画したのが、今回の「こおりスゴロクラリー」になります。

ルールは至って簡単。参加店を少額でも良いから利用をして、その場でサイコロを振るだけです。出た目に応じてお店の方が参加用紙にスタンプを押してくれます。スタンプが貯まっていけばいくほど、豪華景品が当たるかもしれない抽選に応募できる仕組みになっています。

スタートから約2か月が経過し、見えてきたもの

企画のスタートから、あっという間に約2か月が経過。その間も、青年部員は参加店の状況確認や用紙の補充など、企画のサポートを行ってきました。スタンプを貯めて応募してくれる方も徐々に増え一定の効果も出てきた感がありますが、それとともに見えてきたこともあります。

それは

・単価の高い店にはかなり不利だということ
・お店自体の「やる気」の有無で状況が全く異なるということ

です。

まず1つ目の点については、企画前から想定されていたことではありました。単純に、私・おの設計に当てはめて考えてみるとよく分かります。おの設計がスゴロクラリーの参加店になっていたとして、スゴロクを振ることができるからといってわざわざそれを理由に住宅の設計を頼もうとは思わないですよね。当たり前の話です(笑)。

これは極端に特殊な例ではありますが、確かに電気屋さんや車屋(タイヤ販売店)さんなど、1つひとつの商品が高く年に数回買えば良い方だというお店には、かなり不利だということになります。

ただそうした部分をある程度知りつつも、昨年度の企画の反省を踏まえ、なるべく間口を広く制限を設けない方向で企画を固めた経緯も。ある程度仕方がないとはいえ、何らかのフォローをしていかないと、せっかくの企画参加が悪い印象になってしまいかねないところです。

スゴロクラリーチラシ裏

そして2つ目は、参加店自体の「やる気」の問題。同じように企画に参加していても、積極的にお客様に話を振ってくれるお店もあれば、無料で配布したのぼり旗すら店頭に出していないお店もあったりします。

「何とかお店に良い影響が出そうな企画を」
「来てくれたお客様も楽しんでくれるような面白い企画を」

と青年部側も考える訳ですが、結局のところお店の方がやる気を出して取り組んでくれなければ、何も変わらないままになってしまいます。

「待っているだけじゃダメだ」

そう思って企画に参加してくれたのであれば、至らない部分もある企画ですが「これを利用してやる」くらいの気持ちで取り組んでほしいところです。

残り1か月強。青年部側でもサポートを行いつつ、応募者が更に増えるように展開を考えていきたいと思います。お近くの方は、機会がありましたらぜひ参加していただけると嬉しいです。

 


おの設計イラスト

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