今やどこの地方にも溢れているシャッター商店街。

そんな商店街を活性化させるには、新規の店舗誘致だけではなく、さまざまな取り組みで地域の人を巻き込むことが大切だということ。

第3回を数える「まちなか活性化リーダー養成講座」で学んだのは、「猫さえ歩かない」と言われた宮崎県日南市の油津商店街約4年で25を超える新規出店・企業誘致を実現し、静かな町を生まれ変わらせた見事な実例でした。

福島県桑折町の商店街の現状

おの設計のある福島県桑折町も、他地域同様シャッター通りと化しつつある商店街があります。店主の高齢化と後継者不足が相まって、昔からあったお店も次々と閉店を余儀なくされる状態。さらに桑折町の商店街は、全長1.5kmほどの長さを持ちながら店はぽつぽつと点在しているだけになっており、寂しさに拍車を掛けているような現状です。

私が所属している商工会青年部でも、何とか商店街に人の流れをつくろうと試行錯誤を重ねながら事業を展開していますが、大きな効果を得られたものはありません。バーガーサミットのような大型イベント時以外の日常は、それこそ「猫ぐらいしか歩いていない」と言われても仕方がないところです。

シャッター通りだった「油津商店街」の再生の道のり

規模や状況は違えど、今回の講座の中心となった「油津商店街」も元々は閑散としたシャッター商店街のひとつでした。それが、今回講師を務めた木藤亮太さんが「テナントミックスサポートマネージャー」として油津に実際に住みながら再生に取り組み、4年で賑わいのある商店街になったというのです。講座前に資料を見たときから、とても興味深くぜひ話を聴いてみたいと感じていました。

話を伺っていて感じたのは、木藤さんはもちろんですが、本当に多くの地域の人たちが商店街の再生に関わっているんだということ。

商店街の活性化というと、どうしても「空き店舗を活用して出店を」などと新規出店ばかりに目を向けがちです。ですが、新しい店に外部から来てもらったとしても、利益が上げられなければあっさりと撤退してしまうこともある。それよりは、地域に根差し愛着を持ち、「油津」という場所だからこそここで商売をしたい、この場所をどうにか盛り上げたいという想いを持っている人を育てることが大事だと。単なる店舗誘致ではなく、地域での「起業家支援」的な発想が求められるんだということです。

ですので、新しい商店街にあるのは小売店ばかりではなく、IT企業だったり会社の事業所だったり、はたまたそうした会社で働く人のための保育施設だったりと、昔の商店街とはイメージが違うものになっているとのこと。そうした新しい在り方が、直接商店街に店を構える人だけではなく、一般の人たちにも目を向けてもらえる理由になっているのだと思います。

商店街の活性化は「商店の売り上げを増やすため」だけではない

商店街を活性化するためには、昔ながらの「商店」街である必要はない。商店街だけの課題として捉えるのではなく、町で暮らす人・地域全体の課題として考え、ゼロベースで検討を重ね、新たな商店街の在り方を模索していく。それが、油津のように「訪れてみたい自慢できる商店街」になっていくというまとめのお話では、なるほどと頷くばかりでした。

全く人が歩いていなかった「油津商店街」は、今や地域住民の方が休日に遊びに行く場所の選択肢の中に入るように、そして実際にたくさんの人が遊びに・買い物に訪れる賑わいのある場所になりました。

そこまで至るにはもちろん大変かとは思いますが、地元・桑折町もいつかそんな「遊びに行きたい町」になれるよう、さまざまな立場から町の活性化に取り組んでいきたいと思います。

木藤さんの取り組みを詳しく紹介した記事は、こちらを参考に。

たった3年でシャッター商店街再生! 市民の熱量を生み出し、戦略的にまちを変えていく、宮崎県日南市「地域再生請負人」の仕掛け

他にもたくさんの記事で紹介されていますので、ぜひ検索してみてください。

そして、継続参加してきた「まちなか活性化リーダー養成講座」も残りあと3回。今後の講座が楽しみです。

 


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