明治時代に建てられた疑洋風建築の建物が、期間限定のカフェに早変わり! どうです? 興味が湧きませんか?そんなイベントが、私の地元・福島県桑折町でありました。

旧伊達郡役所外観

舞台となったのは、桑折町のシンボル「旧伊達郡役所」。国指定の重要文化財となっています。

郡役所カフェ

中はこんな雰囲気に。お邪魔したときは、ちょうど地元中学校の吹奏楽部の演奏披露が。こういう演出、良いですね。

郡役所カフェメニュー

カフェメニュー。地元食材を活かした食べ物とワンドリンクでした。

郡役所カフェプレート

こちらがワンプレートのランチ。中央上にあるのは、豚肉と地元産リンゴの煮込み。意外な組み合わせでしたが、違和感のない美味しさでした。

レガーレこおりチラシ

今回出たピザは、桑折町の伊達崎地区にある<空き幼稚園を改修して今年の春から始まる「農業振興施設」にて食べられるようになるとのこと。そちらもどんな風になるのか楽しみなところです。

momonoチラシ

そしてこちらは、できたてほやほやの桑折町発の日本酒第2弾。先行して人気を博している「辛口 桑折」とは逆に、女性向けのパッケージでフルーティな甘さとのこと。

桃関連商品

この日の記念にお土産として買ってみたので、近々味わってみたいと思います。

さて、こうしてカフェの様子を見てきましたが、実はこうしたイベントが「旧伊達郡役所」で行われたというのは非常に画期的な出来事だったりします。

以前までは「国指定重要文化財」ということで簡単に使うことはできず、飲食や火器の使用などはもってのほかでした。それが、文化庁の方針の変更もあり、地域活性化のための重要文化財の利活用について、基準がいくらか緩和になったようで、今回の企画の実施となったようです。

個人的には、建物は見てもらって、使ってもらってナンボだと思っています。重要文化財として大切に保護・保全していくという考えも分からないでもないですが、地域に根差し、地域に愛される建物であることがまず第一ではないかと。それには、今回のように地域活性化のために工夫を凝らし、さまざまなイベントを通して地域に開かれた建物になることが一番だと思います。

今回の企画を機に今後更なる利活用が図られ、名実ともに桑折町を代表するシンボルになるよう、小さな子どもたちからお年寄りまで老若男女問わず愛される建物になるよう願うばかりです。


おの設計イラスト

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