自分の持っている知識を他の誰かに伝えるとき、「自分の常識=相手の常識ではない」という意識が大切だということ。今それを、身をもって感じています。

というのも最近、夕方時間のあるときには1度家に戻って娘の算数の勉強に付き合うことにしています。

「算数が難しくなってきた・・・・」

という小4の娘の言葉に、今しっかり教えておかないと後から大変なことになるかなと思っての対応でしたが・・・・。「教える」ということが、意外に難しい。

子どもの勉強

低学年の頃と違って、学習内容自体が難しくなっているというのはもちろんあるでしょう。でもそれより、自分が「当たり前」に理解していることを、分かりやすく噛み砕いて伝えるということがなかなかできない。こちらが易しく伝えているつもりでも、娘の方はハテナ?ということがときどき出てきてしまうんです。

こりゃ自分には教師や塾講師は向かないな~などと感じながらも、途中で諦める訳にもいかないので、何とか根気強く一緒に勉強しているという感じです。

そこで改めて思うのは、これって仕事でも団体活動でも一緒だよな?ということ。

仕事で言えば、例えば家づくりの知識について。技術的なことを知らないお客様に対して

「地震に強い住宅にするには、筋かいをたくさん入れればいいんですよ~」

と言っても、

(・・・・「筋かい」ってなに?)

ということになり兼ねません。ちなみに「筋かい」とは、木造住宅の壁の中に斜めに入っている木材のことで、地震や風の力に耐えるための重要な部材の1つです。

「自分の常識=相手の常識ではない」

ということを肝に銘じておかないと、分かりやすく説明したつもりでも片手落ちになりがちに。

自分自身もその知識に関して理解を深めておきつつ、相手の理解度・状況を考慮して臨機応変に説明を加えて対応していくこと。

難しいことではありますが、仕事上ではプロとして、そうした対応ができるよう努力していきたいと思います。

娘の勉強の方は・・・・精進します(笑)。


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