私 おの設計が庶務として、また一級建築士として関わっている「桑折まちづくりネット」という団体があります。主に空き家・空き店舗対策からまちづくりに関わる事業を行っている団体なのですが、その団体で申請していた令和5年度の国土交通省補助事業の採択結果の発表があり、何とか採択を受けることができました!

調査データの活用に向けた【空き家データベースシステム】の構築を

上の画像が、その採択結果を一部抜粋したものになります。

今回のメイン事業となるのが、空き家データベースシステムの構築です。

「桑折まちづくりネット」が事業展開している福島県桑折町では、行政との連携により空き家実態調査を毎年実施しています。そのデータの蓄積は恐らく全国どこの自治体にも負けないものではあるのですが、実施年度ごとにまとめられている程度で、利活用しやすいとは決して言えない状態です。

また、町とまちづくりネットの情報共有の面でも不足している部分が。例えば、桑折町内の空き家に関する相談場所は、町役場の担当部局と桑折まちづくりネットが町中で運営している「空き家相談所」の2か所があります。それぞれで相談を受けられるのは良いのですが、その相談履歴だったり対応の状況が他方に伝えられるまでにどうしてもタイムラグが発生してしまうんですよね。タイミングが悪いと、相談者の方から

「この前役場には相談に行ったんだげど、何も聞いでないがい?」

なんてことを言われてしまう状態になりかねないということです。

【蓄積されたデータの効果的な運用】【相談対応・取り組みの最新状況の相互共有】主にこの2点の問題を解決できるよう、今回空き家データベースシステムの構築に取りかかるという訳です。

ある程度「こうしたい」というものはメンバー間で話し合ってはいるのですが、システム構築に関する知識がないため、考えている仕様が実際にできるのかどうかというのは未知数な部分も。このシステム構築は外部委託するため、しっかりと打ち合わせをしていけなければいけないと思っています。

採択になったことにより改めて書類の提出なども出てきますが、まずはひと安心というところ。少し落ち着いてから、また会議を重ねていければと思うところです。