「かさこ塾」の最終試練「3分間プレゼン」。

これから挑む現役塾生の方は、どんなふうにすれば良いか、どのくらいの内容を盛り込めるのか、悩んでいる方も多いんじゃないかと思います。先日卒業した私ももちろんそうで、作り始める前に検索してみたところ、やった後の感想を書いている方は多いんですが、その内容を詳しく載せている方は意外に少ない。

・・・・という訳で、自分の復習も兼ねて、記憶が薄れないうちに(笑)、このブログ上でプレゼンを再現してみたいと思います。


かさこ塾プレゼンスライド1

<スタート>

【スライド1/7】残3:00

はい、「おの設計」と申します。よろしくお願いいたします。
今回のテーマですが、「あなたの住まい、大地震に耐えられますか?」ということで、住宅の耐震診断についてお話したいと思います。

かさこ塾プレゼンスライド2

【スライド2/7】残2:45

2011年、東日本大震災が発生しました。マグニチュード9.0、最大震度7という非常に大きい地震で、津波の被害は大変大きかったですが、地震そのものの被害は意外に少なく感じた方も多かったんじゃないでしょうか。

「あの地震で大丈夫だったんだがら、今度おっきいのが来ても大丈夫だべ~」

なんていう話もよく聞くんですが、実は、木造の建物に被害の出にくい揺れ方でしたという点、また受けたダメージはしっかり蓄積されていますよということで、「油断は命取りに」なりかねないということになります。

かさこ塾プレゼンスライド3

【スライド3/7】残2:05

そこで、住宅耐震診断で得られる3つのメリットについて、お話ししたいと思います。

まず1つ目。「隠れたところまで専門家がチェック」してくれるというところです。

左の写真、床下を開けてみたら地割れが走っていたなんていうこともありました。続いて右側の写真。中央に木がささくれ立っているような部分がありますが、これは白蟻の被害の痕になっています。

このように、普段は隠れた部分も専門家の方が見てくれるということになります。

かさこ塾プレゼンスライド4

【スライド4/7】残1:35

そして2つ目。「建物の今の強さ・弱点が分かる」ということです。

建物自体の強さは数値で表すようになるんですが、例えば「1.0~1.5」だと「一応倒壊しない」なんていう基準がある中で、私おの設計が調査した100棟強のうち、約90%が「倒壊する可能性が高い」という結果になっています。

かさこ塾プレゼンスライド5

【スライド5/7】残1:15

そして3つ目。
「どこを直せば良いか「改修計画」の提案も」あるというところです。図面の中で改修すべき部分を赤で分かりやすく図示したり、改修にいくらぐらいかかるか予算書も付きますので、実際改修工事をやるときにも大変役に立つものになっています。

かさこ塾プレゼンスライド6

【スライド6/7】残0:55

そして気になる予算の部分ですが、耐震診断の料金は通常10~15万程度かかるんですが、自治体の補助金が活用できれば、それがたったの6,000円でできるということになります。

いくつか条件はあるんですが、改修工事は後からでも可能ですので、まずは耐震診断をして、現状把握をしておくことが大事なのかなというところです。

かさこ塾プレゼンスライド7

【スライド7/7】残0:30

そして最後に。

「信頼できる専門家とのつながりを大切に」してほしいというところです。何かあったときに気軽に相談できる専門家さん、皆さんいらっしゃるでしょうか?

そういう方が地元にいればベストですが、私おの設計も基本「相談無料」でお話をお伺いすることができますので、何か困ったことやご相談などありましたら、お気軽にご連絡頂ければと思います。

以上、おの設計のプレゼンテーションでした。どうもありがとうございました。

<ストップ>残0:05

以上となります。

スライド自体はPowerPointで作成。ラスト7枚目のスライドには、前の宿題で作成した名刺のデータを活用してみました。

読む練習は30~40回くらいやったでしょうか。どなたかのアドバイスにあった「少し時間を余らせるくらいでちょうど良い」というのを取り入れまして、時間的にも余裕を持たせてはありましたが、最後の挨拶抜きだと残り10秒程度余った状態に。さすがに若干の緊張はありましたが、実際もほぼ練習通りに展開できた感じでした。

反省点としては

■ちょっと早口になってしまった

数人の方からもご指摘がありましたが、この内容を3分に収めるために、少し早口になってしまった感じが。専門的な内容もあるだけに、もうちょっと調整できれば良かったかなと。

■スライドの文章量が多いところも

これもご指摘あり。「文章」を書くのではなく、単語やセンテンスを載せるくらいで良いのかも。

■説明が足りない部分が

これは、時間内に収めるために、補助金の条件など本来言わなければいけない部分も意図的にではありますが削除してしまったというところ。アフターフォローが必要な部分かと思います。

良かった点としては

■時間内にきちんと収めることができた

これは、ちゃんと読む練習をしていたことが大きかったかと。何度も読んでいるうちにこのスライドでこの残り時間なら大丈夫、という間隔が掴めていきました。

■内容は概ね好評でした!

塾長のかさこさんを始め、同期の方から頂いた感想も良い内容が多く、ほっと一安心でした。実際の写真や数値を使った説明が分かりやすかったという点、また補助金や予算について具体的な数字があったという点が高評価につながったようです。

途中方言を入れたところが良かったというご意見も(笑)。

・・・・といったところでしょうか。

この「3分間プレゼン」、準備から実際の発表まで本当いろいろ勉強になりました。いろいろ悩んだあげく、作り始めたのが実質発表の2日前からということで、もうちょっと早くから考えをまとめて準備できたら良かったのになとは思いますが、何とか結果オーライだったので、悩んだ時間もムダじゃなかったのかと(笑)。

少しは悩める方の参考になったでしょうか? 悩んだ時間も、試したけれど上手くいかなかった準備の時間も、決してムダになることはありません。全てがあなたの経験になって、これからの時間に活きてくることになります。

大変かと思いますが、全力を尽くして良いプレゼンができることを応援しています!


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