今回は、犬との暮らしに関するお話です。

今は犬も家の中で一緒に暮らしている方がほとんどだと思いますが、愛犬が行動できる範囲をきちんと決めていますか? ちなみにわが家にはトイプードルがいるんですが、普段はサークルの中に。遊ばせるときにだけ、サークルが置いてあるリビングとタタミコーナーを自由に行き来できるようにしています。

ここで1つのカギになるのが、ドアの存在です。

ドアを活かして、愛犬の行動範囲のコントロールを

わが家の話で言えば、リビングとタタミコーナーは襖で仕切ることができるようになっています。遊ばせるときはフルオープンにして広い空間にするのですが、買い物してきた荷物が置いてあるなど行かせたくない場合は、襖を閉めてリビングだけで遊ばせるようにしています。

またリビングには廊下に通じるドアもあるのですが、廊下は床のフローリングが滑りやすいものになっているので、基本犬は行かせない場所に。カギこそかからないものの、ちゃんと閉めておけば犬だけでは開けることができないドアです。

ドアを活かすことによって、このように愛犬の行動範囲をある程度コントロールすることができるようになります。例えば、子どもの勉強の時間は部屋に行けないようにするといった、時間的制限にも上手く活用できるかと思います。

行動範囲を広げるためには、ペットドアの活用を

また逆に、愛犬の行動範囲を広げたいという方もいらっしゃるかと思います。特にこの夏のように毎日35℃を超えるような日が続くと、外への散歩もままならなくなってきます。そうしたときに、家の中を自由に走り回らせるようなことができれば最高ですよね。

そんな場合は、愛犬の行動範囲をどちらかというと制限してきたドアに、ペットが自由に行き来できるようになるペットドアを付けるというのも1つの手です。

上の写真のように、ドアの中央下部に小型犬が自由に通り抜けできるような開口部を設けたものがペットドアになります。簡易的な仕切りがあり、犬の頭でぐいっと押せば簡単に開いて通れるように。犬が通りすぎた後はマグネットが効いて、元の位置にピタっと留まる仕組みになっています。

これがあれば、犬が通りたいときにわざわざドアを開け閉めしなくても自由に通ることができ、愛犬の行動範囲もかならり広がるようになります。またドアを開け放っておく必要もないため、夏の冷房・冬の暖房などの効きが悪くならないというのも良いポイントです。

既存のドアを改修するものもあれば、ドアをまるごと交換するというタイプもあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

犬と暮らす住まいのドアのあり方についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか? いたずらによる誤飲・誤食やケガを防ぐ観点からも、愛犬の行動範囲をあらかじめ決めておくのは大切なこと。ドアを上手く活用して、愛犬が楽しく安全な生活が送れるよう工夫してみてくださいね。