「自然あふれる町で、喧騒を離れのどかな暮らし」。

都会から移住を考えている人は、少なからず静かな「田舎暮らし」を望んでいるのではないかと思います。そんなときに、冒頭のPR文句。惹かれるものがあるかもしれません。ですが正直、どこの田舎町でも当てはまる言葉です。

「自然あふれる町」では、他の地域との差別化は図れません。だとすると、何がPRのポイントになってくるのか・・・・。個人的には、

・移住後の仕事の確立

・子育てへの支援

・地域とのつながりのサポート

など、新天地での日常生活がどれだけ充実したものになるのかが大切なんじゃないかと思います。

田舎暮らし

移住者確保のためのPRというと、冒頭に挙げたような「田舎」の良さを推し出したものであったり、地域の特産にどんなものがあるのかを紹介するものが多いイメージがあります。

そう。まず興味を持ってもらうための「イメージ戦略」としては、それでもOKなのかもしれません。ただそこから一歩話が進んでくれば、大切になってくるのは移住後の生活が安定したものになるのかどうかという点だと思います。一時を過ごすだけで良い、観光のためのPRとは違うのがそこです。

 

本来、移住や引っ越しと言えば、就職や進学などで新しい土地に移るというのが一般的。移住の目的も場所もハッキリしているため、「生活そのものが成り立つかどうか」などという根本的な不安は抱くことなく、新生活を始めることができました。

しかし現在各地で行われている移住・定住対策は、就職や進学といったある意味「強制的」なきっかけがある訳ではなく、漠然と「引っ越したい」と考えている人が対象。そうした人たちに移住を促すためには、新天地での生活が安定したものになるよう手厚いサポートを行い、新しい生活への不安をなくすことが早道なのではないかと思うのです。

 

「自然あふれる町で、喧騒を離れのどかな暮らし」に加え、「安心した新生活を送ることができる手厚いサポート」をプラスする。他地域との差別化を図る第一歩になるのではないでしょうか。

移住・定住対策に関する私見でした。


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