
先日、高齢期を迎えたご夫婦から住宅建て替えの相談を受けました。今住んでいる家は古民家と言われるほど古いため、耐震性も心配だし何せ冬の寒さが大変だとのこと。
確かに住宅を建て替えして新しくすれば一気に暮らしやすくなりますが、一方で気を付けなければいけない側面も出てきます。そこで今回は、高齢者が住宅を建て替えする際のメリットと注意点について、箇条書きにまとめてみたいと思います。
高齢者が住宅を建て替えるメリット
- バリアフリーで安心 – 段差がなくなり、転びにくくなります。
- 光熱費を節約 – 省エネ住宅で電気代やガス代が安くなります。
- 最新の設備で快適 – 新しいキッチンやお風呂で過ごしやすくなります。
- 家の価値が上がる – 新しい家は資産価値が高くなることがあります。
- 家族のサポートがしやすい – 家族みんなが過ごしやすい間取りにできます。
高齢者が住宅を建て替えるデメリット
- お金がかかる – 新しい家を建てるにはお金がたくさん必要です。
- 仮住まいが必要 – 建て替え中に住む場所を探さなくてはなりません。
- 体力的に大変 – 建て替えの手続きや準備で疲れることがあります。
- 思い出の家を手放す寂しさ – 長年住んだ家から引っ越すのは寂しいかもしれません。
- 予期せぬトラブル – 工事中にトラブルが発生する可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
定年を迎え、退職金を元手に小さくても良いから平屋で住宅を建て替えたい---などという話は、おの設計でも何度か携わらせて頂いたことがあります。
皆それぞれ生活パターンもかけられる予算も異なりますが、大切なのは家族でしっかりと話し合っておくこと。それは実際に暮らすご夫婦だけではなく、離れて暮らすお子さんたちも含めてのことです。
というのも、建て替えのときには自分たちだけでできたことでも、時が経って介護が必要になったときや亡くなってしまったときには、どうしたってお子さんたちの力が必要になってくるからです。
上に挙げたようなメリット・デメリットを踏まえつつ、後悔の少ないより良い家づくりをぜひ!