最近、昔から読んでいた小説やマンガのシリーズが完結を迎えることが何となく増えています。

小説では『アルスラーン戦記』田中芳樹:著。

マンガでは『風光る』渡辺多恵子:著。

途中で中断してしまいちゃんと完結するのかヤキモキしたシリーズもありますが、長く楽しんできた物語が終わりを迎える瞬間。ちゃんと最後を見届けることができた充実感もあり、これで本当に終わりなんだと寂しさを感じる部分もあり・・・・。

今回紹介するのも、そんな完結を迎えたシリーズの最終巻。

『ありふれた祈り おいしいコーヒーのいれ方 Second Season Ⅸ』村山由佳:著

です。

本イメージ

村山作品との出会いは週刊少年ジャンプの小説版「ジャンプノベル」

今思い返してみると、作者の村山由佳先生の作品との出会いは、マンガ雑誌週刊少年ジャンプの小説版とも言える「ジャンプノベル」という雑誌に始まります。

今回調べてみたところ、「ジャンプノベル」の最初の発行は1991年8月。これに載っていた『もう一度デジャ・ヴ』という作品が、最初に読んだ村山小説でした。第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞佳作を受賞。同誌に掲載されていた作品の中でも、群を抜いて面白かったのを覚えています。

そこで村山先生の名前を意識するようになり、次に出会ったのが『天使の卵-エンジェルス・エッグ』。第6回小説すばる新人賞を受賞した、村山先生の初期代表作の1つです。いや、もうこれにドはまりしまして、以後村山先生の作品を追いかけていくことになります。

そして、満を持して始まったのが『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズ。1994年スタートとのことですので、今回の完結巻まで26年ものお付き合いがあったことになります。人生の半分以上です(笑)。

長いシリーズの完結にふさわしい、勝利とかれんがたどり着いた「場所」

5歳の年の差があるいとこ同士という関係から、晴れて恋人同士になった勝利とかれん。それぞれ目指す道を歩みながら幸せな時間が続いていくかと思われたとき、不意に訪れた「絶望的な事件」。

物語の舞台がオーストラリアと日本に分かれ、2人の距離が物理的にも心の面でも大きな隔たりが生まれる中でどのような帰結を迎えるのか。Second Season中盤から重い展開が続き、2人がこれをどう乗り越えていくのかと、その展開が気になるところでした。

詳しくはぜひ本編を読んでいただきたいのですが、個人的にはとても納得できる結末を迎えたのではないかなと感じています。

人気シリーズであればあるほど、長編であればあるほど思い入れも深くなり、どうしても納得できない想いを抱きがちになってしまうもの。ですが、この「おいコー」はショーリはショーリのままで、かれんはかれんのままで。2人で大きなハードルを乗り越え、最後の海にたどり着いた---そんな印象を受けました。

何とも抽象的な書き方で、シリーズを読んでいない方には何のことやら?かもですが、同じ道を歩んできた読者の方にはある程度分かっていただけるのではないかなと思っています。

私が今回購入した「j-BOOKS版」の後書きにも記載がありましたが、願わくばアフターストーリーやスピンオフ作品がちょっとだけでも読むことができたら嬉しいなと。個人的には、かれんとりつ子とアレックスがショーリに関してそれぞれの想いをぶつけ合う「三つ巴の争い」が見てみたいです(笑)。

何はともあれ、物語の完結、本当にありがとうございましたという想いでいっぱいです。これだから、本を読むのは止められないなぁと。今後また、お気に入りの1冊となる物語に巡り合うことができればいいなと思う今日この頃です。

個人評価:★★★★★(※最高で★5つ)


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