新しく家を建てたい。でも、土地から買うまでのお金の余裕はない。
かといって、実家は同居できるような広さの家じゃない。
・・・・というか、完全同居は気を遣うのでできれば避けたい---。

そんなお悩みをお持ちの方、「離れ」という住まいのあり方はご存知ですか?

かわいい家と木

別棟の独立した空間で生活することができる「離れ」

「離れ」というのは、1つの敷地の中で、メインの住宅とは別に生活スペースを設けてある建物のこと。

例えば、子どもが大きくなったので自分の部屋がほしいと言われたけれど、家の中にそんなスペースはない。じゃ、別棟にある物置の1部屋を改修してそこを子ども部屋にしようか---。1つの敷地が大きく、建物をいくつか建てられるような地方の住宅事情では、ときどきある話です。

この別棟に設けた生活スペース=居室がある建物を「離れ」と言います。

そしてこの「離れ」、面積の制限がある訳じゃないというのがポイント。ある程度大きな「離れ」もつくることが可能です。(※お住まいの行政機関に念のためご確認ください。)

ということは、同じ敷地の中に別棟の「離れ」を建てて、親世代は昔からの実家に、子世帯は「離れ」で生活---とある程度プライバシーを分けた生活が可能になるという訳です。

「住宅」にならないよう、水回りの空間を減らさなければならない制限が

これだけだと良いことづくめのような感じがしてしまいますが、もちろん制限もあります。
「離れ」は、あくまでメインの住宅の付属建物であるということ。「一戸建ての住宅」ではないということに注意が必要です。

具体的には、「キッチン」「トイレ」「浴室」の全てが備わっていると「一戸建ての住宅」とみなされてしまうことに。「離れ」を建てるときには、3つのうちどれかをあえてなくす必要が出てきます。

ですので、

・「離れ」にはミニキッチンだけを設けて、ご飯は親世代の家で食べるようにする。
・「離れ」には簡易的なシャワーを設置し、お風呂は親世代の家を使うようにする。

などの割り切りは必要になってきます。「離れ」が生活のメインになるのであれば、トイレは外せないところですよね。

コンパクトキッチン

いかがでしたでしょうか?

敷地が広く取れない都心部の方ではなかなかできることではありませんが、福島のような地方でなら検討の余地がある「離れ」。気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひ1度お気軽にお問い合わせください!


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