皆さん「福祉住環境コーディネーター」という言葉、聞いたことありますか?

その字面から、福祉なの? 建築なの?と思わず感じてしまいますが、実はその中間に位置する存在なんです。

福祉住環境コーディネーター検定試験の公式サイト(http://www.kentei.org/fukushi/)によると


福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障がい者に対し、できるだけ自立しいきいきと生活できる住環境を提案するアドバイザーです。

医療・福祉・建築について体系的に幅広い知識を身に付け、各種の専門家と連携をとりながらクライアントに適切な住宅改修プランを提示します。


とあります。

何でこの記事を書いているかというと、昨日わが家にその業界誌が届いたから。

FJCマガジン表紙

「福祉住環境コーディネーター」検定試験に合格した人が任意で加入する「協会」の情報誌になります。年3回発行。

内容は、介護・医療保険の改正について書かれていたり、住宅の改修事例が写真付きで書かれていたりと、まさに介護・福祉と建築の両方をカバーするものになっています。

私も、今は亡くなってしまいましたが、祖母と一緒に暮らしていたことをきっかけにこの検定試験に興味を持ち、2級を取得。今でも福島県内の検定試験合格者が集う任意団体「ふくしまユニバーサルねっと」( https://www.facebook.com/fukushimaunet/ )に所属し、活動を続けています。

高齢者を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、地域包括ケアシステムの構築が急がれているように、高齢者を在宅で・地域のみんなで見守っていこうという流れになってきています。

高齢者になっても要介護者になっても、住み慣れた家や地域でずっと暮らしていけること。

これが理想ではありますが、その理想をつくるためには、建築だったり介護だったり、医師ももちろん、行政も、地域の人も、みんなが関わっていかなければできないことです。その中心に、様々な業種のつなぎ手となる「福祉住環境コーディネーター」がいてもいいんじゃないかと思う訳です。

とはいえ、まだまだ世間の認知度が低いこの資格では、多くの人から「?」を突きつけられるのは間違いのないところ。これからはもうちょっと裾野が広がるような活動をしていかなければ・・・・と誌面を眺めながら頭を捻った、昨日の夜でした。


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