読んでちょっとがっかりしたニュース記事が。

住宅用「火災警報器」福島県は全国ワースト5位 設置率74.6%(2020年9月リンク切れ)

福島県の地元新聞・福島民友さんの記事です。

火災警報器

現在の新築住宅は、火災報知器の設置が義務化

現在新しく住宅を建てるときには、火災警報器の設置は法律で義務化されています。建物が完成したときに受ける「完了検査」時にもチェックが入りますので、忘れることがありません。

公的な「完了検査」の前に、しっかり最終チェックを

では、なぜ設置率が低くなるのかというと、もともと建っている「既存住宅」での設置が進んでいないからなんです。

既存住宅でも設置は義務付けられているが・・・・

住宅での火災警報器の設置は、新築住宅については2006年に義務化されました。そして5年間の猶予期間を経て、2011年には既存住宅についても設置が義務化されています。

にも関わらず、設置が進んでいないのはなぜか。

それは、義務化されたとはいえ、設置しない家に何か罰則がある訳でもないからです。

設置が義務化され、ひと頃は行政から回覧板などで案内も回ってきてはいましたが、設置するかどうかはあくまで自分次第。そう高いものではありませんが、「火事なんか起こす訳がない」と自信がある人は、わざわざお金をかけてまで取り付けることはしないのかもしれません。

警報器の設置により火災による死者数は4割減と効果アリ

ですが、記事を改めて読んでみると、警報器の設置により死者数や消失面積・損害額のどれもが少なくなっているという結果が。就寝中の火災で犠牲になる人が多いことから、特に寝室への設置を推奨しています。

ちなみに、住宅で設置義務があるのは

1.寝室

2.ガスを使うキッチン(※IHは対象外)

3.階段等吹き抜けのある空間の上部

という場所になっています。まだ未設置だという方は、ぜひこの機会に設置を検討してみてください。

そして既に付けているという方も、年数が経過していると電池切れになっている可能性が。今一度確認してみることをお勧めします。

自分と、大切な家族の命を守るために。やれることはしっかりやっておきましょう。

 


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