ちょっと国にいちゃもん付けるようなタイトルになってしまいましたが(笑)、今日の記事を書くきっかけになったのはこちら。

自治体・まちづくり事業者向けにクラウドファンディング説明会開催

建築業界紙のメルマガから見つけた記事だったんですが、国土交通省が地方公共団体・民間まちづくり事業者を対象に、クラウドファンディングの説明会・個別相談会を開催するという話なんです。

PCとお金

この記事を見て「え?」と思ってしまいました。

国土交通省の報道発表資料にもあるように「資金調達手段の多様化は大きな課題」というのは最もですし、クラウドファンディングが新たな資金調達の手段として、また興味のある一般の方へのPRの手法として役に立つというのもよく分かります。

しかし、この説明会が国主導で行われることに、どうにも違和感を感じてしまうのです。

「まちづくりに費やす財源はないから、何かやりたいなら自分たちでどうにかしてね」

と言われているような気がして・・・・。

私も地元の町の商工会青年部に所属し、国や県・町から補助金をいただきながら数々の事業を行ってきた経験があります。何かをやるのに補助金だけに頼っていたのでは、長く事業を続けることは到底できないというのもよく分かります。

ですが、クラウドファンディングによる民間の善意の人のお金こそ、そう何度も使える=集まるものではありません。結果が出るまでに数年、長ければ10年単位の長い月日がかかってしまう「まちづくり」。その間、善意のお金に頼りっぱなしになってしまうのでしょうか? そういう訳にはいかないですよね。

単発のイベントや、1度限りの施設整備・設備の充実というなら、クラウドファンディングの活用もアリだと思います。しかし、長い期間取り組んでいかなければいけない「まちづくり」のようなものにこそ、公の補助金が必要になるのではないか。そんなことを思う訳です。

皆さんはどんなお考えをお持ちですか?


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