耐震診断報告書表紙

当ブログでも時折話題にしている「住宅耐震診断」。先日も1件報告書を作成しました。

住宅を外から中から細かく見て回って、悪い部分をチェックしてもらい、かつ改修計画まで立ててもらえる。これで自治体の補助がもらえれば、本来10数万円の費用がかかるものが6,000円程度でできてしまうというお得さ。これは、改修するしないに関わらず、やって損はないと言い切れます。

報告書写真

実際の報告書の一部を、個人が特定できない程度にUPしてみますが、写真のように天井裏や床下といった普段は見られないような場所もしっかりチェックしてもらえるというのはありがたいところです。

実際おの設計が調査した住宅でも、床下に白アリの被害が出ている家があったり、震災の影響と思われる地割れができているような土地もありました。

不安を煽る訳ではありませんが、少しでもおかしいな?と感じる部分があるのであれば、プロの目で確かめてもらうというのは大事なことかと思います。

耐震診断報告書2

診断の結果は、こうして数値で表されることになります。「倒壊する可能性が高い」と書いてありますが、これは震度6強~7程度・阪神淡路大震災クラスの地震が来たときに建物がどういった状態になるかというのを表しています。

この結果に対して、どういった改修をすれば地震に強い建物になるかを考えたものが、改修計画となります。概算の予算も計算して資料として添付されますので、資金計画の目安を掴むことも可能になります。

いかがでしたでしょうか?

診断をしてもらったからといって、必ず改修をしなければいけないという訳ではありません。まずは、弱点を知っておくこと。そして、家族の生活スタイルが変わりリフォームなどをするようになったときに、併せて適切な耐震改修を行うこと。そのときの対応でも、決して遅すぎるということはないと思います。

もし気になる方がいらっしゃいましたら、まずはお住まいの自治体が耐震診断の補助に対応しているかどうか、情報を確認してみると良いでしょう。


おの設計イラスト

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